『紫苑』一号収載の高木論文について

No.3305

突然の投稿,失礼お詫び至します。
私は阪本敏行と申します。現在,日本史研究会・和歌山地方史研究会等に加入し,地方史誌・自治体誌を中心に「熊野別当」に関する多くの論文を10年以上前から書き続けています。
偶然,『紫苑』一号をインターネットで読む機会があり,早速,「熊野別当」のタイトルにひかれて高木論文を読ませていただきました。しかし,内容(失礼ながら学生としては標準以上の評価を与えてもよいと思います)はともかくとして,あまりにも古い文献に頼り切った記載内容(それゆえ事実認識に間違いが多くあります)にガッカリしました。
二年前の,しかも学生さんの論文なので,いまさらここで取り上げることが適切かどうか,疑問点はありますが,熊野別当家の家族問題(湛快・湛快と「たつたはらの女房」の関係)について五来重氏の机上で作り上げられた見解を無批判に踏襲されていること,しかもこの時点で熊野別当や熊野別当家に関する研究が和歌山県を中心にしてかなり進展していたのに,あまり進展が見られないという認識に立っていることに違和感を持ち,一言申し上げておこうと思いました。
もし高木さんへの連絡が可能であれば,しかるべくお取り計らいください。メールアドレスを明記しておきますので,もしご返事を頂けるようでしたら,そこへお願いします。
突然の投稿,失礼しました。

訂正

No.3308

9行の(湛快・湛快と「たつたはらの女房」の関係)→(湛快・湛増と「たつたはらの女房」の関係)に訂正します。申し訳ありません。


訂正

No.3309

またまた訂正です。肝心のメールアドレスが,一字間違っていました。掲示板上で訂正します。
toshi.saka@topaz.ocn.ne.jp

ありがとうございます

No.3312

阪本様
 はじめまして。「紫苑」第一号の編集に携わっておりました京都女子大4回の永富と申します。掲載論文に関してのご指摘ありがとうございます。

「紫苑」はもともとゼミの活動の一環として何か形に残るものを作ろうということで、学生によって原稿執筆から編集、発行までを行っている雑誌です。学生にとっては、普段の講義で出されたレポート以外ではなかなか原稿を「書く」という機会はなく、論文というと大げさだったかもしれません。(モチベーションを高めるために「論文」という形にしました)
 また引用している文献なども最新の研究をふまえたものではなく、王道的なものに頼っている部分も多くあります。私も高木さんも当時2回生で、今振り返ると未熟な面が目に付くのも事実です。
 高木さんにはこちらから坂本様のご指摘の件をお伝えします。また、今後もご指摘・ご批判等がありましたら、掲示板上へ書き込みしていただけるとうれしく思います。

 第一号を発行した当初は正直ここまで多くの研究者の方々に読んでいただける雑誌になるとは思ってもみませんでしたのでとても驚くと同時に幸せなことだと思っております。
 また今月は第三号も出るので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。


※あと訂正は新たなスレッドを立てなくとも、あらかじめ書き込み時に英数字八文字以内でパスワードを設定すると、BBS一番下から行うことが出来ます。ぜひご活用ください。
(今回書き込んでいただいた訂正は最初の親スレッドの下へ移動させていただきました。ご了承ください。)