中世文学会春季大会レポート

No.33

中世文学会の春季大会が5月24日、25日に千葉は松戸に
ある成徳大学で開催されました。成徳といえば、野口先生の
前任大学!というわけで、野口先生のさまざまなプレテクスト
があったおかげで、かなり楽しんできました。上履きに履き
替えないといけなかったり、学生に制服があったり、学会の
日にオープンキャンパスやってたり(笑)ちなみに、駅から
の最短コースは駅前のイトーヨーカドーの中を通過すること
だそうです(やたら凝ったHPに書いてあります)。
 肝心の内容は、たびたび野口先生のお話に登場する兵藤
先生のゼミ生の鈴木啓子さんが「平家物語の高倉院」という
タイトルで発表されました。後世の皇統意識が「平家」に
反映されているのではないか・・・という内容で、安徳につ
いて考えるためにも、とても勉強になりました。
 その他、五山文学、絵巻、能などなど、さすが大きな学会
で普段触れることのあまりない作品の発表を聞くことが出来
てとても面白かったです。
 ちなみに秋季大会は10月に同志社で開催予定ですので、
発表内容を見て、聞きに行っても面白いと思いますよ。