そろそろバスは出発でしょうか?

No.3284

京都新聞にこんな記事がありました↓(佐伯先生のコメントも有り☆)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050225-00000038-kyt-l25

NHK曰く、物語に躍動感を与えるための脚色はする。との事なので
大河ドラマ「義経」についても、他の時代劇と同じように
「このドラマはフィクションであり、登場人物...」という但し書きが必要だと思います。

美川先生が
>歴史家あたりが、文句つけてきたら、こりゃ創作だ、と反論するためだろうか
と書かれていましたが、まさしくフィクションだから史実は関係ない!とNHK言い切ってしまったみたいですね。
(しかも、原作も無視ということも、あまり理解できないです)

どれが正しいとか、素人の僕には判断できませんが、一視聴者として
うーん。大河ドラマとして見る意味が無くなってしまうなぁ残念!という感じです。

掲示板でも、いろいろと大河ドラマでの表現について議論されていましたが、「そんなの意味無いよー♪」とNHKによってぶった切られた感覚です。(なんか悔しい、でも、それだけに、佐伯先生のコメントには救われました。)


ドラマはドラマ

佐伯真一
No.3291

 鈴木さん、野口先生、皆様、本日はどうも有り難うございました。
ゼミ旅行のご一行様以外には、本日夕食まで、皆さんが大変お元気で、有意義な旅行を続けていらっしゃることを、とりあえずご報告します(本日夕食をご一緒させて頂いた佐伯より)。
 さて、京都新聞のコメントですが、賢明な読者には既におわかりの通り、「野口先生のご紹介で…」と、電話が来たものです。「歴史事実のことは野口先生の方が…」と返したところ、「いや、確かな史実がわからないから、あんたに聞いてるんだ」とのことだったので、そういうことなら、というわけで私がコメントした次第。確かに、義経がどこで元服したかなんて、確かな史料には出てきませんよね。『平治物語』の一類本以来の記事で、有力な反証はないわけですから、史実である可能性はあると思いますが。
 私は、ドラマはドラマなので、「史実」どおりである必要性はないと思っていますが、現地の人にすればそうもいかないというのもわかります。ともあれ、「ドラマで取り上げられなかったとしても、がっかりする必要はない」というのは、私のコメントを正確に伝えてくれています。