『古代文化』特輯「平家と福原」順調に進行中

No.3058

 さきに御紹介いたしました『古代文化』特輯「平家と福原」(第57巻第4号)は順調に編集作業が進行し、来月上旬には初校が出る予定です。執筆をいただいた皆様には、御多忙の中、ありがとうございました。
 ここで、あらためて当掲示板読者の皆様に、本号の内容について御紹介させていただきたいと思います。

  巻頭図版(神戸大学附属病院敷地より検出の二重壕の写真など)
  図版解説                              岡田章一(兵庫県教育委員会)
  特輯「『平家と福原』に寄せて」                 野口実(京都女子大学)  
  論攷
  「福原遷都と平氏政権」                      元木泰雄(京都大学)
  「『福原京』の都市構造」                     山田邦和(花園大学)
  「古代末から中世前期における屋敷の様相」        伊藤裕偉(斎宮歴史博物館) 
  「平家の本拠をめぐって-立地空間の軍事的評価-」   野口実
  「『平家物語』における還都-延慶本『平家物語』「山門奏状」の本文について-」
                                     近藤安紀(青山学院大学大学院DC)

 ☆ 文献史学・考古学・国文学の三つのジャンルにまたがる論文によって構成された充実した特輯号になりました。本年四月の刊行をご期待下さい。
 また、折を見て宣伝したいと思います。