卒論提出まで秒読み段階。

No.2958

 いよいよ明日は京女史学科卒論の提出日です。永富さんたちは、今まさに時間との闘いの大詰めといったところでしょうか。それとも、すでに完了ですか?
 ひと事にあらず。小生などは年中無休で「明日締切」みたいな毎日なのですが。
 
 ところで、さきに御案内した明日Ⅲ講時予定の「源実朝暗殺事件」をめぐる某機関による取材は、先方担当者のご事情により、来年はじめに延期されましたので、お知らせしておきます。
 ただし、研究室に御用の向きは、どうぞ御遠慮なく。

 ☆ さきほど、元木先生の新著を読了しました。とても多くのことを学ばせていただきました。とくに平治の乱にたいする認識が一変いたしました。
 藤原信頼を例に「武勇に堪能な公家が有力な武士を組織し、新たな武門として発展する可能性もあった」という御指摘は、これからの武士論研究の方向付けに大きなインパクトを与えるものとなるでしょう。
 下総に於ける為光流藤原氏(千田氏)による在地武士団の編成などは、その地方版とでもいうべきものでしょうか?
 かかる存在は、「軍事貴族」と区別する意味で、「武門貴族」とでも歴史名辞化される必要があるかも知れません。

ご高評有難うございます

No.2959

 野口先生、拙著についてご高評を賜り、有難うございます。
 短期間で敗北したことから、信頼は戯画化されておりますが、あれほどに劇的な昇進を遂げたのには、それなりの理由があるように思います。たんに、院の寵愛と片付けるのは、それこそ『平治物語』の構想に引きずられることになると存じました。事実、これまでは私自身、それに囚われていたわけで、その意味で今回の本は、自己批判の書物でもあります。
 中央の信頼と、下総の千田氏の対比、なるほどと思いました。京でも、地方でも、同様の現象があったとすると、もっと正面から考える必要があると思います。その意味で、武門としての性格を持つ貴族、「武門貴族」の御提唱に賛同いたします。武士と貴族の未分化という問題については、さらに検討を深めたいと思います。
 例会で、書評をしていただける由、大変うれしく思います。拙著がたたき台になって、後進の方々の学問が発展されるように祈念いたします。何でしたら、『台記』研究会と合同にしては如何でしょうか。いや、本人はいないほうがいいのかな。
 むかし、大山先生の御著書を日本史研究会の勉強会で書評したとき、先生がやって来られて滅茶苦茶緊張したことがありました。

 卒論、あるいは修論に取り組んでおられる方々の、ご健闘をお祈りいたします。一度、酒呑童子の会を例の南大門あたりで開催しましょう。永富さん、れいの料理は「塩タンガーリック」ではなく「上タンガーリック」ですので、ご注意ください。
 とか何とか申しておりますが、野口先生、例の件、10枚は超えました。後40枚ほど・・・・。

「武門貴族」の成立。

No.2960

 元木先生、「武門貴族」の概念化にご賛同いただいて、ありがとうございます。持明院基家についての井原今朝男先生の御指摘もありますし、ほかにもいくつか類例が思い浮かびます。「武門貴族論」を課題にしてみたいと思います。

 書評会を『台記』研究会と合同で開催するというご提案、有り難く存じます。石浜さんがわざわざ関東からお出で下さるとなれば、午後半日くらいとって、夜は酒呑童子の会を開催ということにいたしましょうか?
 会場は当方の共同研究室ならスペースも十分です。久しぶりに元木先生や美川先生の「御臨幸」を仰ぐことが出来れば、当ゼミの如き<弱小「権門?」>にとっては光栄きわまりなしといったところです。
 
 ちなみに、元木先生の御著書の担当ですが、御著書の主人公に擬せられるのは源義朝と思いますので、同名の長村君が適任かと・・・というのは、勿論冗談で、当該期の政治過程のみならず武士論にも通じている長村君が適任だと思います。

 さきほど、永富さんから「卒論は無事に提出。来年度に向けての面接会場に移動中」という旨のメールが届きました。服部さんも、佐々木さんも無事に提出されたことでしょう。

 修論の締切は年を越してからですが、さらに院試が控えています。、また、メンバーの中には進学のための学資を確保するために来年は嘱託・バイトなどの仕事で頑張る、という人もいます。ちなみに、前任大学のゼミ生だったある人は、数年の雌伏を経て、京都で勉強するという夢を実現するために、いよいよ行動を開始するとのことです。
 未来に希望のもてない時世といわれますが、こうした若者たちからは大きな活力を与えてもらえます。

 元木先生、あとは、たった40枚。宜しくお頼み申し上げます。
 「上タンガーリック」はそれが終わってから、ゆっくりと。ぜひ、永富さんにご馳走してあげてください。

合同研究会+酒呑童子会

No.2961

 野口先生、了解しました。
 では保立氏の御著書、および拙著の書評会を、野口ゼミ、『台記』研究会合同で行い(要するに美川先生と当方が加わるだけですが)、そこに石浜さんもお招きする。その後、南大門かどこかで食事をして、さらにお好きな方はカラオケに行く、といった按配でしょうか。
 いつごろにするのかなど、石浜さんのご都合を伺いながら決めることになりますね。なお、美川先生は23日までドイツの国際学会にご出席との事で、ご帰国後に日程を伺ってください。まあそう申しても、二月になると学務多端ですから、結局は1月中になりますでしょうか。
 早めに決めないと、あっという間に日は埋まってしまいます。幹事長、宜しく。
 野口先生、あれから何やかやでぜんぜん進んでおりません。ウーン。
 

酒呑童子の会と研究会の分離開催案。

No.2962

 こちらは『紫苑』3号の編集作業でも、山岡さんが奮闘中です。
 原稿を依頼されている諸君。さんざん待たせて、散々な代物を出してこないように、宜しくお願いしますよ。
 
 元木先生。私学は一月に期末試験と入試があって、研究会開催は無理です。当ゼミでは史料講読会も中止ですので、2月の初旬でいかがでしょうか。つぎの『台記』研究会はたしか2月3日(木)に予定されていましたが、この日かもしくは5日(土)あたりではどうでしょうか。メインゲストの石浜さんと報告者の佐伯君(資料館のお仕事の都合が懸念されますが)、長村君(まだ了解を得ていませんが)の御都合次第かと思いますが。
 『台記』研究会と当方のゼミ両方に参加されている方は多いのですが、今回はとくに元木先生門下の院生以上のみなさんにも是非多くの方に御参加いただきたいものです。
 なお、元木研究室関係の諸行事の幹事は長村君と決まっております。そうなると長村君には負担をかけるので、元木先生の御著書については、本来『台記』研究会で発表予定であった小生が担当しても構いません。
 石浜さん、佐伯君、御都合をお知らせ下さい。

 というわけで、合同研究会が2月となると、「酒呑童子の会」だけでも正月中にというのが、元木先生の御心境かと思います。
 ゆえに、それはそれとして実施され、合同研究会のさいの宴会(石浜さん歓迎会&感謝会)は京女の近くで、ということでも宜しいのではないでしょうか。

 元木先生、それはともかく、まずは原稿です。私も諸先生方の原稿を読んで巻頭の一文をまとめなければなりません。

了解しました

No.2963

 野口先生、『台記』の日程調整で、そのようなお話をお伺いしながら、どうも失礼いたしました。
 では、合同研究会は2月3,5日あたりということで、宜しくお願いします。
 飲み会は色々計画があって、どうも錯綜しておりますが、何回でもお付き合いしますので、宜しくお願いします。
 また、一度は大阪で開催というのも一案かも。今度は、つきなみだが奥の深い「うどんすき」、お好み焼き・鉄板焼き大会、ウナギ・川魚、また中華などなど。
 
 台風情報ならぬ近藤先生情報では、3月、8月に来襲のご予定とか。焼肉、しゃぶしゃぶ食べ放題の懇親会でも盛大に開催しましょう(また店がつぶれる?・・・近藤先生、失礼しました)。

 例の件、第一章のあたり、どうも気に入らずいらいらしています。ともかく、話の大筋はお聞きいただいたとおりなので、文章は支離滅裂(までは行かないでしょうが)でも、今週中には何とかします。

書評、その他

長村祥知
No.2965

野口先生
さまざまにご配慮いただきありがとうございます。
私としては、自分には荷が重いというだけでなく、これまでは文章で拝読している、野口先生の要点をおさえた書評をじかに聞かせていただきたいので、先生にお願いしたいところです。

酒呑童子の会は、正月にするということのようですが、皆さま、何日くらいに関西にかえってこられるのでしょうか。

なんとしてでも

No.2966

いつの間にやらずいぶんと話が進んでおり、びっくりしております。とにかく、なんとしてでも予定を合わせ、2月3日ないしは5日に参上いたします。3日がいいか5日がいいかは微妙なところですが、通常の研究会が3日ということであれば、3日ということでいかがかと存じます。あとは佐伯さんのご都合次第ということで。

とりあえず、2月3日(木)に決定です。

No.2967

 佐伯君から、5日は御自身が幹事をされている研究会がある旨の御連絡をいただきました。石浜さんも3日を御希望のようでありますから、美川先生の御意向をうかがってはおりませんが、事後の御了解をいただくこととして、3日に一決と言うことに致しましょう。
 いずれにしても佐伯君には御迷惑をおかけ致しますが、よろしくお願い致します。
 
 元木先生の御著書に関しては、長村君の御希望を容れて小生が担当させていただくことに致します(翌日の京都アスニーでの講演が心配ですが)。
 なお、この日の小宴については、永年幹事長・長村君の補佐役を、山岡さんにお願いいたしました。

了解しました。

No.2969

佐伯です。
日程の件了解いたしました。
都合に合わせていただいてありがとうございます。
あっという間に話がめちゃめちゃ大きくなって、いささかびっくりしていますが、
精一杯がんばりますので、どうぞよろしくお願いします。

とりあえず、2月3日(木)に決定です。

No.2972

2月3日は私の誕生日です。何の関係もありませんが・・・

『坂東武士団の成立と発展』

No.2973

 本日はゼミの忘年会(兼、山岡さん移籍決定祝い!←行き先は「楽天」ではありませんが、田尾監督とは関係があるところです)でした。場所は「三条木屋町下ル」。いつ新選組か尊皇攘夷の志士に襲撃されるのではないかと心配しながら・・・、「大河ドラマ」の影響力の大きさについて考えておりました。小生は早々に引き上げましたが、メンバー諸姉兄は二次会・・・へ。

 山田先生、こんばんは。2月3日の書評会後の小宴は、「兼、山田先生お誕生祝い」とさせていただきます。よろしければ、お出でになりませんか?ところで、何回目になるのでしょうか?ちなみに、小生の誕生日もその20日後です。何の関係もありませんが・・・
 山田先生、調査旅行の件ですが、伊豆韮山円成寺遺跡の資料、明日コピーして当日お渡しいたします。いささか準備不足気味ですが、よろしくお願いいたします。

 ※ 自分で言い出すのも気が引けますが、復刊ドットコムというものに、小生の第一論文集が取り上げられていました。まだ数票しか集まっていないようですが、取り上げて頂けただけでも出版した甲斐があったと、ありがたくうれしく思っています。ご参照下さい。
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=26331