安楽寺HP

No.283

先日掲示板にも書きましたが、安楽寺のカボチャ供養に行った様子が安楽寺のHPに掲載されました、といってもお参りに来た人の写真の中の1枚にすぎませんが・・・。ご存じかもしれませんが、安楽寺は松虫・鈴虫という後鳥羽上皇の熊野参詣中に出家してしまった、後鳥羽寵愛の「女官」(とパンフレットに書いてあります)が出家をしたお寺です。良いお寺なのでオススメですよ、普段は公開してませんが。
 http://wiguchi.infoseek.livedoor.com

Re: 安楽寺HP

No.285

HPの写真、拝見させていただきました♪
かぼちゃ・・・すごくおいしそうですね~うらやましい☆☆☆
機会があればぜひカボチャを食べに・・・いや、お寺の見学に行ってみたいものです。

新平家物語

野口実
No.288

安楽寺のカボチャ、おいしそうですね。ところで、写真の田中さん・末松さん・野口君ともう一人の方は、どなたでしたっけ。
永富さんはレポート済みましたか?
山本君、「院政期における越前斎藤氏と摂関家」あっと驚かせてください。
当方はレポートの採点と某学会誌から御依頼を受けた書評の執筆で
焦燥の日を暮らしておりますが、本日、三時の休憩時間に、ふと、テレビをつけてみたところ、BS2であの元木先生の『平清盛の闘い』序章にスチール写真の掲載されている市川雷蔵主演の映画『新平家物語』が放送されているではありませんか。まさに、中世『平家物語』によって作り上げられた平家認識と戦後の領主制論がないまぜに合体した所産のようなストーリー。しかし、往年の名俳優たちの渋い演技。今では絶対不可能な寺院を利用しての大ロケーション。など、実に見応えのある映画でした。面白かったのは、平忠盛の邸の近くにどうやら蛇塚らしい石積みが見られたことで、これは考古学の山田邦和先生が昔の映画に出てくるとおっしゃっていたとおりで、昭和30年代にどうも、大映はこのあたりをロケ地に使用していたようです。当時の蛇塚の様子がわかる上からも貴重な映像でしょう。平時忠の家が、もと藤原氏だったものが平家に荷担して放氏され、平氏になったなどという、おそるべき虚構もありました。ちなみに、時子を演じたのは久我美子、その妹の滋子は中村玉緒でした。後者は配役の字幕からのみ分かったことで、現在のイメージからは全く想像できず、ここにおいて私はもっとも「諸行無常」を悟った次第でした。

Re:新平家物語

美川圭
No.289

野口先生、こんにちは。HP盛況でなによりです。美川です。
単なるゴミレスです。

市川雷蔵主演の『新平家物語』の監督は、あの巨匠溝口健二ですね。
我が家は『白河法皇』の「あとがき」でも触れたように、歌舞伎界とか映画界とかと、妙ちくりんなつながりがあります。

雷蔵は関係ないのですが、この溝口とも、わりと最近、関わりがあります。家内が前任校で、溝口のお嬢さん(といっても我々の母親に近い年齢)と同僚だったので、溝口家とお近づきになったのです。溝口は田中絹代と関係があったので、その田中と対立した本妻の家ということになります。

うちには、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルという種類の、顔は、西洋中世の「騎士」に似るが、性格は単なる「甘えもの」イギリス系の犬がいます。我が家が泊まりがけの留守をするとき、この犬の「キャロライン」は溝口家で優雅な休日をすごすというのが、恒例となりつつあるのです。私はうかがったことがないのですが、その桂の溝口家は広い庭があり、自由に走り回れる環境だそうです。この前の月末、4日ほど沖縄に行っていたのですが、その間も溝口家で贅沢三昧をすごしていたようです。

書評一件。

野口実
No.290

美川先生、そうです、あの映画の監督は溝口健二です。それにしても、美川さんの御家族は芸能界に縁が深いですね。愛犬までその余徳にあずかれるとは。
それで思い出したのですが、実は小生の父も若い頃、映画好きが高じて東映に勤めていたことがあり、片岡知恵蔵などと一緒に写っている写真を見せてもらったことがございます。息子(私です)は映画監督にしたかったようです。
さて、小生、今日も書評の執筆で朝から呻吟しておりますが、どうもBS2では午後中『新平家』の続編が放映されるようで、これを観てしまいそうな雲行きです。
ところで、書評と言えば毎日新聞に載った美川先生の御著『白河法皇』への書評について、さきに紹介した後深草院二条のサイト(NO.270参照)で、その後も話が展開しています。研究者の書評に対するスタンスを考える上で、いろいろ考えさせられるものがあり、熊野旅行では当然話題となることだと思いますので、みなさんも是非このサイトのbbsをご覧になっておいてください。毎日掲載の書評は、そのbbsの7月30日付の美川先生の書き込みにアドレスがありますので、そこでご覧になれます。

校正

野口実
No.291

上記の「片岡知恵蔵」はもちろん「片岡千恵蔵」の誤りです。念のため。
このところ、「講読」を「購読」にしたり、変換ミスに気づかぬことが多くて困ります。「歴史家にとって正確は義務であって美徳ではない」のですが。

Re: 安楽寺HP

No.292

野口先生へ
 写真で右手前に写っているのは、同行した私の高校時代(京女)からの友人で越智さんといいます。法律を勉強しているのですが、大変な読書家(特に外国のもの)です。が、彼女はご本人いうところの「洋モノ」ばかりで「和モノ」と接点がない為、前から研究会でのイベントに興味を持ってたので今回の見学会に誘ってみた次第です。

Re: 安楽寺HP

No.293

野口先生>レポート、出来はともかくとしてすべて提出することができました。ようやく私も夏休み突入です。
今日は角倉フォーラムに参加して、文系理系各分野の研究者の先生方のお話をたくさん聴き、刺激を受けました。工学系の先生が多かったのでお話についていくのが少々大変でしたが☆(ついでに大和文華館で去年開催された角倉素庵展の図録もゲットしてまいりました)
今夜はレポートではなく、旅行のしおり作りを急ピッチで完成させ、明日には印刷完成の予定です。皆様には当日お渡しいたします。

「新平家」について

No.294

野口先生、昨晩は論文の内容を言うつもりで電話したのですが、
驚かす結果になってしまいました。すいません。つくづく世話を焼かせる不良弟子です。内容は時期を絞って白河から鳥羽院政期にしています。これから勉強する土台的なものになってしましますが、
がんばります。
『新平家』の映画は自分も見ました。野口先生が違和感を感じた点はいきなり忠盛・清盛の家が貧しいという設定だとおもいます。
この設定の原因は原作の吉川英治の『新平家物語』にあります。
どうしてそのような設定にしたかというと、作者の吉川英治が、終戦で貧しい戦後日本の時代体験をこの『新平家』に投影したものだからです。そして貧しい戦後日本の経済成長=平清盛の出世、そいして平家の繁栄というような構成が背後にあると何かで読みました。(この構成でいくと日本は滅亡することになるんですけど)
市川雷蔵の迫力もさることながら、自分が一番驚いたのシーンは、貧しい平時忠の家で平時子と平滋子が洗濯をしていたシーンです。
後に女院となる建春門院がお姉さんの時子さんから「滋子、これお願い」と言われて、あの女院が足でふみふみしながら洗濯しているではないですか!その時、ちょうど栗山圭子さんの論文を読んでいたせいかショックは二倍でした。映画ネタなのでつい割り込みました。
>美川先生へ
溝口監督の映画は小津映画と同じで、古きよき時代の日本の雰囲気を感じさせる映画でした。何本か見ましたがカラーに慣れているせいか白黒の映画は逆に新鮮でもあり、映像も美しかった気がします。特に『雨月物語』の怪しげな雰囲気などは。
それに較べると、『新平家』はカラーでもあるせいか、少し従来の作風とは違った気がしました。
あの溝口監督の家とも縁があるといのは、一映画ファンとしてすごいと思ってしまいます。

すいません。映画が趣味なのでついつい長くなりました。
五回生(留年中)に映画ばかり見ていたんですが、最近の映画より
断然昔の映画の方が面白かったので書き込みしました。
あ、論文書かないといけないのでこの辺で。
あと史料講読の分担は当方で独断で決めさせてもらいます。