花園大学文学部山田研究室の御紹介。

No.2757

 花園大学文学部山田研究室、さもなくば山田先生の考古学研究室が、本日、フジテレビ系列(関西では関西テレビ)午後9:00~放送の金曜エンタテイメント「山村美紗サスペンス・新祇園芸妓シリーズ②・京都百人一首殺人事件・・・」に登場いたします。(は・謎の大学!)教授山田邦和先生ファンは必見でしょう。
 ただし、山田先生御自身は出演されませんので、念のため。

宣伝ありがとうございます

No.2759

野口先生 宣伝ありがとうございます!
ダンナさんと一緒に見終わりました。
京都が舞台なドラマ、撮影地はどこだとか、絵巻をそんな風に扱っちゃいけない、現場にハイヒールで入るなとか、助教授昇進のお祝いに祇園の料亭に連れて行ってもらえるなんていいな~とか、ツッコミがうるさいのなんの。

これだけでは申し訳ないので、情報を・・・
午後、今日から始まった京都市歴史資料館の企画展に行ってきました。
「京のかたちIII 中世の明暗」~平成17年2月27日。
中世の文書がたくさん展示されていますよ~。
神護寺の政子の自筆書状の影写本がありました。
政子の自筆書状のお話を聞いたところだったので、びっくり。
個人的には大塚コレクションの中古京師内外地図が見ることができたのがうれしかったです。
なぜなら見学マップ作りで、コピーした中古京師内外地図を毎日見ていましたから。

考古学と国文学の学際的交流の可能性。

No.2760

 まずは視聴後の「感想」です。 
 「京洛大学」、なかなか良いネーミングだと思いました。学長は決まりですね。きっと山田先生は、「京洛」というからには、平安京左京の域内に立地していなければいけない、などと仰っているのではないかと思って見ていました。
 山田先生の仰せのとおり、学科の宴会で芸妓さんを沢山呼べるほど高給を取れる大学って、モデルになるようなところはあるのでしょうか?文学部長(映画「釣りバカ日誌」では鈴木建設社長の運転手さん)も、とてつもない大邸宅にお住まいでしたね。
 しかし、考古学者がみんな絵巻や和歌まで研究?しているなんて大学は、やはり相当のフィクションの産物で、たしかに私にも気持ちが悪かったです。でも、現状を考えると学際交流の理想の姿かも知れないなどとも思えてきます。あれは作者の皮肉でしょうか?
 山田先生の御指摘を待つまでもなく、発掘調査の現場にハイヒールで立ち入るのは、埋蔵文化財の破壊以外の何ものでもありません。あの現場は、本物なのでしょうか?俳優が遺構をつっついたりしていましたが。
 殺された助教授の遺影が飾られていたのは、山田先生のお机なのだそうですが、これは厄除けになったことと思います。
  
 ※ 来年は、この調子で大河ドラマを欠かさず見てやろうかと思いましたが、きっと疲れることでしょうね。

 ☆京都市歴史資料館の企画展示 これは必見です!  

京都市歴史資料館企画展示

No.2761

 歴史資料館の企画展示は私からお知らせするべき所なのに、すみません~~。
 ちさこさんからのお知らせ通り、今日から京都市歴史資料館の企画展示「京のかたちIII 中世の明暗」が始まりました。私と佐伯さんは一足早く、昨日の夕方に資料館の担当の方からの解説を聞きましたが、「Ⅰ義経と京都」から「Ⅷ秀吉の京都」まで、ざっと400年くらいをワンフロアに展示してあり、展示数は少ないながらも見応えのある内容になっています。こちらのURLから出品目録を見ることが出来ますので、ご利用下さい→ http://www.city.kyoto.jp/somu/rekishi/exhibitions/mokuroku20041105.html
 この出品目録の中にある「燈心文庫」は、今私が携わっている故林家辰三郎氏の蔵書ですが、「東大寺僧厳祐紛失状」や「足利尊氏袖判御教書案」「千利休書状」が含まれていることにはビックリでした。
 また、中に出ている「平家琵琶」(銘「千鳥」)は2年前に京都文化博物館で開催された「都の音色展」等にも出品されたものですが、京都市指定文化財になる名品です。奥村家という当道の家に伝わる琵琶ですので、これも是非ご覧いただきたいです。仕事も来週水曜日で終わりますので、来週木曜日以降に見学に行かれる方は、声をかけて頂いたら出来る範囲で解説いたします。担当の方から聞いたお話もありますので、遠慮無くどうぞ☆

Re: 花園大学文学部山田研究室の御紹介。

No.2762

テレビに出ていたあの現場は本物です。おそらく、京都郊外の某市でしょうが、「協力」のところに名前がでていなかったので、もしかしてロケ現場に貸したことは内緒なのか?と勘ぐったりします。

なお、私の研究室が写ったのは、中盤の、暗い感じの講師が牧瀬理穂ちゃんに追求されるシーンです。講師が整理していた埴輪は、京都市伏見区黄金塚2号墳から出土した本物です。
最初の方で、殺された助教授が遺物を並べていた考古学の展示室は、某市埋蔵文化財センターだと思います。

しかし、野口先生の言われるとおり、考古学研究室の教員全員がカルタオタクでしかも古美術マニアだなんて、そんな大学、あるんだろうか??? それに、カルタクイーンの次期助教授(助教授にしては若すぎ?)の講義は、スライドに源氏物語絵巻が映っていたからどうみても考古学じゃなさそうだし・・・(「京都学概論」だったりして・・〈笑〉)

Re: 花園大学文学部山田研究室の御紹介。

京樂真帆子
No.2764

野口さん、山田さん、みなさん、こんにちは
 山田さんのご推察の通り、あの現場は私の通勤路の横にあった現場です。発掘調査終了後にお貸し(?)したそうですよ。今は、マンションになりつつあります。

嵯峨の発掘調査。

No.2766

 京樂先生、お久しぶりです。情報、ありがとうございました。役者が揃った観ありです。
 ところで、NO.2765の現場は、先般、御一緒したさいに見学した場所の南方にある(美川先生が間違えて行かれたという)別の調査地点のことのようですね。
 後醍醐天皇の怨霊を封じ込めるための施設ということで、大きな関心を呼ぶことと思いますが、小生には、(美川先生も同じ御感想を述べておられましたが)あの嵐亭北の調査現場で見た、12世紀末に比定してもよいという、大堰川に直交する形で南北方向にのびる大きな堀の方が気になります。

Re: 花園大学文学部山田研究室の御紹介。

No.2779

京洛大学次期学長(?)の京樂先生、こんばんは。

あの現場はご近所でしたか。登場した講師が現場で図面をとっていた(いや、違う。図面をとっていたのではなく、単に遺物をつついていた)須恵器は、確かに8世紀末葉のものでした。

ちなみに、番組中で、殺された助教授の遺影(バックは某古代都城跡の航空写真)が飾ってあった机は、まさに私の机です。