Re: 野口先生へ
No.2745
島田さんは、国文学専攻で、目下2回生ですが、これから『平家物語』などに取り組みたいとのことです。とくに国文学専攻の先輩である田中さん・門屋君・末松さん、御指導方よろしくお願いいたします。
島田さんから頂いた「あれ」とは何か?というお問い合わせが殺到しておりますので、まずはそのお答えですが、それは名古屋名物「坂角の海老せんべい」です。拙宅のソファーで猫を膝の上に載せながら、賞味させていただきましたが、半分は猫に食べられてしまいました。蒲鉾は仙台直送の笹蒲鉾しか食べないというグルメ猫ちゃんもこれは大好物のようです。
>島田さん 歴史散歩の会、どうぞ御参加下さい。それから、パソコンはこれから勉強を進める上でも必需品だと思います。小生も使用・所持について、しばらく無駄な抵抗をしておりました。これは技術的にもそうですが、そのうえに社会的・倫理的に規範が確立していないので扱いが難しく、ちょっとしたことで思わぬトラブルを招きがちです。つまらぬことで、実に神経質になってしまうケースもままあります。しかし、便利なものはリスクが高いので、その都度解決していくしかないと諦めています。これからは、自分のものを持っていないといろいろ支障があろうかと思いますので、早目にお持ちになって下さい。
ところで、その歴史散歩の参考文献をあげるように、山本君から御依頼がありましたので、先に述べたものの他に、以下の文献を紹介いたします。
まず、見学先全体に触れていて、一般向けのもの。
① 朧谷寿「源氏平氏と平安京」(森浩一編『平安京の不思議』PHP研究所、1994年)
※ ただし、内容について、小生には若干の異論があります。なお、本論所収の本には山田邦和先生も一つの章を執筆されておられます。
② 源氏の六条八幡宮については、海老名尚・福田豊彦「[資料紹介]『田中穣氏旧蔵典籍古文書』「六条八幡宮造営注文について」」(『国立歴史民俗博物館研究報告』45、1992年)
次に平家の西八条邸については、
③ 高橋昌明「平氏の館について」(『神戸大学史学年報』13、1998年)
そして、本覚尼(源実朝後家)および大通寺(遍照心院)については、
④ 小野寺八千枝『槐門遺芳』(1937年)
⑤ 藤田邦子「大通寺文書に関する考察」(『日本社会史研究』52)
があります。ただし、④⑤については、発行所や発行年がわからないことからも察せられるように、小生は未見です。もし入手できた方は、是非、見せてください。⑤は東京学芸大学関係の雑誌のようです。ひょっとすると、別の大通寺のことかもしれません(?)。
さらに、実朝室については、井上渉子さんのHP「桔梗ケ谷」に豊富な情報が丁寧に紹介されています。
なお、遍照心院や西八条などについて、小生が講義用に作成したプリントがありますので、必要な人は研究室においで下さい。
☆ もう一件の連絡。4日(木)13:00過ぎに前川佳代さんが研究室にお出でになります。卒論でお世話になる服部さんはもとより、ほかに面会希望の方はどうぞお出で下さい。