面白い発表、ありがとうございました。
No.2730
すっかり遅くなってしまいました。
昨日の末松さんのご発表、楽しく聞かせていただきました。
縁起の類が伝承を取り込むことによって権威付けをすることはもちろんですが、その内容がいとも簡単に変化してしまうこと、またそれが世間の流行を反映したものであるという部分は特に面白かったです。資料として提示していただいた評判記も楽しかったです。民衆を惹きつけるための強引ともいえる貪欲さを微笑ましく思いました。
個人的な興味になりますが、参詣曼荼羅の図像の中に明らかにモティーフのある絵があったりするので、そのような点では共通する部分もあると感じました。今まで考えなかった、図像がどのように構成・選択されるのかという部分に考えがはじめて及びました。
狐の話に関しても、幸若「大職冠」(曖昧な記憶で定かではありませんが)で鎌足の出生に関して狐が出てきたようなことを思い出したりして、いろいろなことを考えることができました。司会としての責務はさして果たすことができませんでしたが、本当にありがとうございました。
【補足】昨日御紹介した本の出典を改めて記しておきます。
徳田和夫『絵語りと物語り』(平凡社・1990)
昨日の末松さんのご発表、楽しく聞かせていただきました。
縁起の類が伝承を取り込むことによって権威付けをすることはもちろんですが、その内容がいとも簡単に変化してしまうこと、またそれが世間の流行を反映したものであるという部分は特に面白かったです。資料として提示していただいた評判記も楽しかったです。民衆を惹きつけるための強引ともいえる貪欲さを微笑ましく思いました。
個人的な興味になりますが、参詣曼荼羅の図像の中に明らかにモティーフのある絵があったりするので、そのような点では共通する部分もあると感じました。今まで考えなかった、図像がどのように構成・選択されるのかという部分に考えがはじめて及びました。
狐の話に関しても、幸若「大職冠」(曖昧な記憶で定かではありませんが)で鎌足の出生に関して狐が出てきたようなことを思い出したりして、いろいろなことを考えることができました。司会としての責務はさして果たすことができませんでしたが、本当にありがとうございました。
【補足】昨日御紹介した本の出典を改めて記しておきます。
徳田和夫『絵語りと物語り』(平凡社・1990)