昨日の吾妻鏡
岩田慎平
No.2716
昨日も三・四限と吾妻鏡の講読、おつかれさまでした。
担当者の山岡さん、よりレベルの高くなった読みを見せてくださってありがとうございます。他のメンバーに対しては良いプレッシャーになりますね。
それはともかく、帰ってから振り返ってみたんですが、また岩田が誤った情報をお伝えしていましたので、こちらにて訂正させていただきます。
・『僧伝史料』の書誌情報は、正しくは「佐藤亮雄編『僧伝史料』新典社.1990.」で、これは全3巻です。
・山岡さんがご指摘くださった「仲資王記」は、『続史料大成』に「伯家五代記」の名で収められております。
・天台座主として名前が挙がった承円は、関白松殿基房と、前太政大臣忠雅の息女の子です。梶井門跡の承仁(この人も天台座主を経験)に入室し、仙雲から灌頂をうけたとあります。
元久二年に天台座主に就任した際、歳は二十六、藹(修行年数)は十六とありますから、十歳で出家したんでしょうか。三十歳未満の座主就任は、このひとが初例だそうです。
これは『続群書類従』第四輯下「補任部」に所収の「天台座主記」「梶井門跡略系譜」で確認できます。
以上三点、とくに気になった点だけですが、訂正いたします。これからは、より正確な情報の伝達を心掛けます。すいません。
「いたれり、つくせり」のサービス。
No.2717
岩田君は昨日、宇治木幡で一番美味しいと評判のシュークリーム(宇治ですから抹茶クリームもあり)を出席者数+αも持参してくださり(1人で2つ食べたのはYのつく人でしたね)、師範代をつとめ、そのうえ↑の書き込みですから、頭が下がりますね。タイトルの言葉はこういう時に使うのでしょう。
昨日の史料講読会には、山田ちさ子さんの名古屋旅行のお土産もありました。「きしめんパイ」というのは面白かったのですが、さすがに「きしめん」の味はしませんでした。
美味いものが並んだので、仙台土産の「薄皮まんじゅう」をお出しするのを忘れました。明日先着順です。
なお、立命館大学2回生の鍛冶利雄君が昨日より3講時の史料講読会メンバーに加わりました。衣笠から自転車で往復とのこと。剣客ならぬ健脚です。
鍛冶君は、大学コンソーシアムの所功先生の御講義のさいに、これに出席している尻池さんから当ゼミを紹介されたようです。彼はその次の時間の小生の講義にも出ているのですが、そこには京女史学科からも2名が参加しています(ともに3回生)。その一人が大内彩記子さん。
☆ここで因縁話が始まります。彼女はサイクリング部所属、すなわち「健脚」。御実家は仙台の大崎八幡の近く、すなわち小生が先日お世話になったばかりの東北福祉大学に歩いて行けるところなのです。いささか、個人情報を開示しすぎてしまいましたが、ここまで偶然が重なれば、おゆるしいただけるでしょう。
今日はこの鍛冶君・大内さん、それに京女短期大学部の松原さんと四人で、キャンパスプラザ1F「ケニア」で、お昼のランチを楽しくいただいたのでした。大内さんや松原さんにも、ぜひ当ゼミに参加していただきたいと思っております。
さて、いよいよ明日は末松さんの御発表。楽しみに致しております。
>山岡さん 永富さんのピンチヒッター、よろしくお願いします。このさい、巧みな外交手腕も身につけてください。メンバー、とくに2回生はご支援をよろしく。
>長村君 南河内ツアーの幹事のお仕事、御苦労様です。ゼミ掲示板ですが、「おおいに活用してください」と管理人のお二人も仰ること間違いありませんから、御遠慮なきように。
>NHK出版・石浜さん 佐佐木隆『万葉歌を解読する』(NHKブックス1014)御恵送、ありがとうございました。お礼のついでに恐縮ですが、上記の大内さんは出版編集企画のような職種への就職を希望しているとのことなので、機会がありましたら、ぜひ御指導をいただければ幸いです。
>元木先生 元木先生編の清文堂『古代の人物』第6巻の校正刷(再校ゲラ)が届きました。遅くても来年2月までには、刊行されることになるようで祝着至極です。
※ ちなみに、小生はこの本で、柄にもなくバリバリの平安貴族である「藤原隆家」を担当しております。「東国武士のことしか書けない野口」のイメージを打破すべしという、元木先生のお心遣いによるものです。
よろしくお願いします
鍜治 利雄
No.2720
ご挨拶が遅れました。スミマセン。
一昨日から新メンバーとなった鍜治利雄です。
常に遅刻して行くので、「アイツか!」って思ってやって下さいな
これからヨロシクお願いします
≫野口先生
昨日はご馳走様でした!またおごって下さい!!
…失礼しました。ではでは
『平家物語』の教訓。
No.2721
>鍛冶君 「おごる平家は久しからず」です。
なにしろ、自転車、気をつけてください。
そうだ、今度大内さんを講師に、「自転車安全走行教室」を開催しましょうか?ゼミ旅行はママチャリで、とか?
いつも頂く側です
岩田慎平
No.2723
>野口先生 いつも過分のお言葉をいただきまして恐縮です。いつもは山田さん・野口先生・野口くんから文字通り「御下賜」を頂戴していますので、たまには岩田からもということでありました。中世は贈与・互酬・貴族間召物・訪などなどが盛行するものであったそうですし。
Re: 出版社への就職
No.2728
野口先生、了解いたしました。大内さん、機会がありましたら、いつでも声をかけてください。どこまで何をお話できるかわかりませんが、なんなりとご質問ください。なお、私は30日の南河内史跡見学会+懇親会に出席します。