「山岡文書」の発見!!

No.2462

 本日の史料講読会に『天養記』所収文書の一点の新出案文が紹介されました。山岡瞳氏所蔵文書です。なかなかの絶品です。まるで昨日書かれたもののように保存状態も抜群。しかも、成立の経緯も伝来もはっきりしています。古文書蒐集家の山田先生、購入されませんか?「お安くしておきまっせ!」
 山岡さんによって数日前に成立(写真版を元に毛筆で書写)したこの古?文書。本当に良くできております。小生もビックリしました。古文書学の授業方法は、この手がありましたなあ。
 今日は長村君のしっかりした事前研究のおかげで、文書の上申下達の実態もよくわかり、とても勉強になりました。そして、いよいよ明日は「字上総曹司」の義朝さんや相模の有力武士団の三浦氏や中村氏も登場する文書。担当の岩田君、おおいに期待しておりますぞ。
 それから、滑川姉上の2回生に対するアドバイスは、とてもツボを得ています。今後ともよろしく。やはり、ゼミというのは主体的な学習意志のあるメンバーによって構成されて然るべきものだということがよく分かりますね。
 大学たるものは、こうでなくっちゃね。

Re: 「山岡文書」の発見!!

山岡  瞳
No.2467

連日の史料講読、お疲れ様です。「山岡文書」というすごい名前がついてしまいましたが、写真版を見ていたら血が騒いでしまい、その後半紙と筆を取り出して書写したものを一発ネタに研究室に持っていったものです。古文書は読む対象であることはもちろんですが、私にとっては書く対象でもあるんだな・・・、と思ってしまいました。しかし、書けても読めなくては何の意味もありません!!日々精進したいと思います。

 今回の講読ではレジュメの作り方に始まり、古文書の基礎知識、さらには伊勢神宮の祭祀組織、2回生ではなかなか知ることができないことばかりを分かるまで教えてくださった先輩方、本当にありがとうございます。最終日もよろしくお願いします。