伝承文学研究会へのおさそい

末松憲子
No.2394

ごぶさたしております。
来る9月5日(日)に学会デビューすることになりました。
宗文研のなかでは異色の分野ですが、もしよろしければご来場ください。
目下レジュメ作りに四苦八苦しているところです。

伝承文学研究会大会
日時:9月4日(土)、9月5日(日)
会場:大谷女子大学(大阪・富田林)博物館201教室

9月4日(土)講演会(13:30~17:00)
闇に光を求めて            岩瀬博
和泉陶邑をめぐる神話伝承       中村浩
中世歌謡の世界ー海辺と田植・善と悪ー 真鍋昌弘

9月5日(日)研究発表会 午前(10:00~12:30)
少名彦伝承小考            大鳥壽子
清水冠者物語の一考察         和田京子
近世日蓮宗における略縁起の成立背景ー相州『正宗稲荷大明神略縁起』を中心にー 末松憲子
       研究発表会 午後(13:30~16:50)
信頼御霊の行方ー『平治物語』の記述をめぐってー 二本松泰子
朝比奈三郎義秀の高麗渡航伝承についてー龍頭山神社のことなどー 徳竹由明
高良タユウ・継子の雪払い       中村史
炭焼藤太の旅             菊池仁

以上のような構成になっています。
私の発表は、タイトルのとおり、近世の日蓮宗の略縁起作成の背景を探る、というものです。中世と異なり、近世の特に日蓮宗においては、略縁起作成にあったって、芸能など文化背景を強く受けた形で作り出される、という論旨にしようと考えています。

いつか、研究会の発表者が不足している時にでも発表させて頂けたら、とも考えております。
よろしければ御一考下さいませ。


☆学会デビュー!!おめでとうございます。

No.2395

 末松さん。このところ、どうされているのかな~?と思っていたのですが、やっぱり猛勉強されていたのですね。
 学会デビュー(それも本格的な場への)、おめでとうございます。自信をもって臨んでください。
 なかなか、面白そうなテーマで、日蓮宗というと小城でも布教活動を行った日親の「鍋かむり」の伝承が成立したのも近世になってからのようですから、そんな辺りもうかがいたくなりました。
 小生は、9月4・5日の頃は、夏休みの宿題が終わらなかった小学生時代と同じように、今月末締切の原稿が完成しないで泡を食っている時期だと思いますが、国文専攻あるいは民俗学や宗教史に少しでも関心のあるメンバーは積極的に参加させていただいたら良いと思います。
 それから、>末松さん 例の叡電主催の文化講演会(10月10日)ですが、いよいよ本決まりになりましたので、何卒よろしくお願いいたします。堤邦彦先生にもどうぞよろしく、お伝え下さい。
 当ゼミでの、御報告はいつでも大歓迎です。後期の研究会日程の決定にさいしては、予定をお知らせ下さい。ところで、これについての担当者はどなただったでしょうか?

野口先生ありがとうございます!

末松憲子
No.2406

精一杯がんばりたいと思います。

「鍋かむり」の伝承は私も知っていましたが、近世になってからの伝承とは知りませんでした。
これはおそらく私の発表とも絡む問題なのだと思います。
 近世の日蓮宗は、江戸時代の各宗派の中でもっとも開帳に力を入れた寺院だと言われています。
特に近世後期、他宗が江戸での出開帳から、本拠地での居開帳に切り替えていった後でも、日蓮宗だけは江戸で多くの開帳を行っています。
 江戸時代の開帳は、教線拡大の他に現金収入を大きな目的としていました。鈴木良明氏の指摘によれば、日蓮宗の中でも、特に鎌倉は由緒の割に寺領が少なく、開帳での収入にかなりの期待を寄せていたようです。その為、同じ鎌倉の日蓮宗内で、日蓮の聖跡の本場争いも起こったといいます。
小城ではどうだったのかわかりませんが。
 また、開帳に際しては、略縁起といって1枚から9枚綴りくらいの簡略な縁起が出されることが多く、そこには本縁起にない、新たな物語が綴られることがしばしばありました。
 この新たな物語の一つが、私の研究している稲荷の物語であったりするわけですが、おそらく「鍋かむり」の伝承もその一つなのではないかと考えられます。
 とはいえ、「鍋かむり」というと、たしか京都にも日新創建の寺があり、そこの伝承も「鍋かむり」だったな・・・という程度の知識しかないので、断定は全く出来ませんが・

叡電の講演会よろしくおねがいします。当日はお手伝い出来ると思います。
ゼミで来場される方へ。当日は日曜なので、スクールバスは運休と思われます。地下鉄国際会館からみえる方は、駅からタクシー(ワンメーターほど)に乗るか、叡電岩倉駅(徒歩10分)に乗り換えになります。
とはいえ、叡山電車の講演会なので、京女方面からみえるかたは是非叡山電車でおいで下さい。

ゼミ発表は前期同様の水曜日でしたらいつでも大丈夫です。いつでも声をかけて下さい。

頑張ってください!!

No.2410

末松さん、お久しぶりです!
伝承文学研究会の大会発表、内容を聞く限りとても聞きに行きたいのですが、行けるかどうか分かりません。行けなかったら、また研究会で聞かせてくださいね。私ももう一度論文をまとめなければいけないのですが、なかなか進みません(>o<)末松さんの学会デビューに、「私も頑張らなければ!!」と思った次第です。とにかく、たくさんのいい結果が得られることを心からお祈りしておりますので、頑張ってください!

Re: 伝承文学研究会へのおさそい

末松憲子
No.2415

田中さん

ありがとうございます。
頑張ります☆