ゼミ旅行の行き先変更について詳細とお詫び
No.2219
いろいろとゼミ旅行について二転三転してすいません。
突然で申し訳ないのですが、今年の夏のゼミ旅行の行き先は伊豆から佐賀県の小城に変更となりました。
行き先は伊豆を予定していましたが、旅費が4万近くになり、従来のゼミ旅行の旅費に較べてかなり予算が高額になってしまうこと。またシーズン中のため伊豆で旅館が取りにくいこと、もしくは宿代がかなり高額になってしまうことなど、いろいろ諸事情が重なり今回の旅行先を変更しました。旅費などのことや混雑のことなどを幹事としてあまり考慮に入れなかった事や旅行参加者である野口先生・ゼミメンバーの皆様方には、情報が錯綜してしまいご迷惑をお掛けしたことと、行き先が同じ伊豆であるという関係から、いろいろと配慮していただきました学習院大学の兵藤先生や重政さん、また当ゼミの旅行顧問である八井さん等、多くの方々にご迷惑をお掛けした事を深くお詫び申し上げます。
変更先の佐賀県小城のゼミ旅行幹事については、田中さん門屋君両人にして頂くことになりました。小城に関しては、日程はそのままで(8月8日・9日・10日)、旅費も2万5千円前後になります。小城に関する詳細は掲示板でまた告知します。
「新選組展」見学のすすめ。
No.2230
東国に下って晒し首になりそうなので、近藤勇にシンパシーを感じると書き込んだばかりですが、上記の如く、おりしも予期せざる急な方針転換が発生するなど、当ゼミもいよいよ新選組的な風貌を顕わなものにして参りました。
これから粛清の嵐が吹きぬけるものなのか?そんな感慨を禁じ得ませんが、ちょうど京都文化博物館で、その新選組をテーマにした企画展が開かれていますから、その御案内。
たしかに大河ドラマに乗じた企画ではありますが、小生の元同僚にして畏友たる大塚活美氏(同博物館学芸員)が企画委員として参加されているだけのことはあり、中身は実に充実。展示資料も多く、ふだんは1フロアーなのに今回は3・4Fの2フロアーを使っています。
新選組について、体制側の暴力組織としての評価は免れませんが、近藤や土方の書状などを仔細に見ていくと、それなりの思想研鑽の過程が理解でき、どうも60~70年代の学生運動のリーダーのイメージがオーバーラップしてきました。度重なる内部での粛清も、路線闘争やら内ゲバと共通するものを感じて、ただのヤクザ集団という見方は一面的だったと反省させられました。
問題なのは、幕末の政治状況・思想状況を無視して、暴走族的目立ちたがりの発想で、これにのめり込んでいきそうな若者の多い当世の時流です。20世紀60~70年代に大学に身を置いて、すこしでも学生運動に関与した者(当時のふつうの大学生)にはイデオロギーと自己の生き様の問題が実感できると思うのですが・・・。
もっとも、当時の普通の大学生は何処に消えたのか?今の日本は当時の普通でない大学生だった人たちの掌中にあるが如き有様のようにも思えます。
・・・などなどと、過去にしか身の置き所のない50オヤジは考えるわけですが、ぜひゼミメンバーも、じっくり見学して変革期の若者たちの、ある生き様を感じ取って、今と引き比べて考えてきてください。
ちなみに、たとえ「オートマチック」でも、野口君はすくなくとも、もう二度もこれを見に行っているのです。
会期は7月19日まで。
京都府京都文化博物館は、地下鉄烏丸線「烏丸御池」駅下車、徒歩3分。