日本古文書学会見学会のご案内

元木泰雄
No.20721


 さて、No.20637に書き込ませていただいた見学会、正式に決定しましたのでご案内します。
 外岡慎一郎先生の御尽力により、先生が館長をおつとめの敦賀市立博物館で、古文書見学会が開催されることとなりました。
 日時は、12月12日(土曜日)14時開始、博物館(敦賀駅からバス10分、徒歩25分)で現地集合となります。
 内容は、まず特別展を見学し、その後、別室で敦賀市内の寺院文書を熟覧させていただく予定です。
 特別展の名称は「大谷吉継~人とことば」です。展示される原本は、大阪城天守閣所蔵文書、多賀大社文書、真田家文書、西福寺文書、小宮山家文書(敦賀の商人高嶋屋)など、パネル展示は島津家文書、吉川家文書、大阪城天守閣所蔵文書、厚狭毛利家文書など、いずれも大谷吉継書状が中心です。
 その他、『慶長見聞書』(松平文庫、松平春嶽筆)、『慶長軍記』(京大附属図書館本、京大文学研究科図書館本)、『板坂卜斎覚書』(酒井家文庫、伴信友校訂本)などの軍記資料も展示されます。

 敦賀市内の寺院文書は、永建寺文書(鎌倉~戦国期の手継文書)、善妙寺文書(敦賀郡を中心とした寺領目録、敦賀郡司朝倉氏判物等)を拝見する予定です。

 なお、入場料250円、参加費500円(古文書学会が徴収)を徴収いたします。

 遠方で、少し寒そうですが、非常に充実した内容です。 
  大谷刑部や戦国時代にに関心をお持ちの方、せっかくの機会ですので、ふるってご参加ください。
 また、周囲にこのテーマに関心をお持ちの方がおられましたら、ぜひお伝えください。
 以上、よろしくお願い致します。