出版ラッシュの新年度が始まる!

No.20009

 容赦なく新年度が始まりました。
 どうやら、当ゼミ関係者や古参メンバーの著書が相次いで刊行される年度になりそうです。
 すでに3月には、佐伯智広『中世前期の政治構造と王家』(東京大学出版会)が出ました。
 来月には、前川佳代『源義経と壇ノ浦』(吉川弘文館)が出ます。
 さらに、すでに論文集の作業を進めている方もおられます。
 まぁ、学位を取った方は早々に論文集を出して、新たなスタートの前提とすべきだと思います。
 かくいう私も、新たなスタートではなくて、いわば遺言集みたいなものですが、年内には『東国武士と京都─中世東国武士像の再構築─』(同成社)を出させて頂く予定です。

 また、『古代文化』第67巻第4号(2016年3月末刊行)は、私の企画で「院政期~鎌倉前期政治史の諸問題」(仮)という特輯が組まれる予定ですが、ここに掲載される各論の執筆をお願いしているみなさん、よろしくお願い致します。締め切りは2015年11月末。定期刊行物ですから遅延は認められません。
 ちなみに、ある先生から、★「遅れた者は破門に処すべし!」との厳しい御託宣を頂いております。

☆ 駒澤大学の櫻井陽子先生より、御高論「世阿弥の時代の平家物語 その二」(『駒澤國文』52)ならびに御高論「平家物語の小宰相」収載の『國語と國文學』(92-4)を御恵送頂きました。
 櫻井先生に、あつく御礼を申し上げます。

 ☆ 長野県立伊那弥生ヶ丘高校の花岡康隆先生より、御高論「鎌倉府と駿河・信濃・越後」(黒田基樹編『関東足利氏の歴史 第3巻 足利満兼とその時代』戎光祥出版)を御恵送頂きました。
 花岡先生に、あつく御礼を申し上げます。

 ☆ 田辺旬先生より、御高論「中世の戦争と鎮魂─土屋義清の首をめぐって─」(高橋典幸編『生活と文化の歴史学5 戦争と平和』竹林舎)を御恵送頂きました。
 田辺先生に、あつく御礼を申し上げます。
編集:2015/04/01(Wed) 16:58

嘘ではない新年度の『吾妻鏡』

No.20010

 本日は、誰も傷つかないようなマイルドな嘘をついてもよいとされる日ですが、「今日から新年度」ということについては紛う方なき事実ですね(今週月曜日から始まってるよ、という方もおられると思いますが)。

 明日はそんな2015年度初回の『吾妻鏡』ですが、今後の日程、『紫苑』第14号(2016年3月刊行予定)について、各種企画について等、いろいろとご相談させていただきたいと思いますので、よろしくお願い致します。そのほか、春休み中のことなどもご報告させていただきたいと思います。おみやげもちょっとあります。

 日時:2014年4月2日(木)14:00頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 内容:新年度初回のご相談など

 ※次回以降の『吾妻鏡』の範囲は以下の通りです。
 範囲:『吾妻鏡』建暦三年(建保元年、1213)四月七日・十五日・十六日・十八日・二十日・二十四日・二十七日・二十九日、五月二日・三日・四日・五日・六日・七日・八日・九日・十日・十七日・二十一日・二十二日、六月二日・八日・十二日・二十五日・二十六日、七月九日・十一日・二十日・二十三日、八月一日・三日・六日・十四日・十七日・十八日・二十日・二十六日、九月八日・十日・十二日・十九日・二十二日・二十六日、閏九月十六日・十九日、十月二日・三日・二十九日、十一月五日・十日・二十三日・三十日、十二月一日・七日・十五日・十八日・十九日・二十日・二十一日・二十八日・三十日条

 ※木曜日の『吾妻鏡』ですが、4月はひとまず2日(木)に開催し、その後みなさんのご都合に合わせて調整したいと思います。

◆次回の土曜日のご案内◆

 不定期開催中の土曜日の『吾妻鏡』ですが、2月・3月はお休みをいただきました。すみません。
 今後も、参加者の都合を勘案しながら、月に一回か二回程度のペースで開催していきたいと思います。(※新たにご参加を希望される方は、野口先生か岩田まで、事前にご連絡をいただけると幸いです)。
 次回は新年度の4月に開催したいと思いますが、詳しい日程はまた改めて調整の後、こちらの掲示板でご連絡したいと思います。

 『吾妻鏡』講読会は、基礎的な史料読解のニーズにも対応しております。
 新年度から何か新しいことをはじめてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。