12月20日(土)の研究会報告テーマは、「摂関期貴族社会における陸奥国の位置づけ」

No.19818

 今月20日に開催される研究所ゼミ研究発表会の報告タイトルのお知らせを頂きました。
 下記の要領で開催致しますので、ふるって御参集下さい。公開研究会にしたいと思いますので、ゼミメンバー以外の方もお誘い下さって構いません。
 開催要領は以下のとおりです。

  報告者: 滑川敦子氏(宮城県立東北歴史博物館学芸員)
  報告テーマ:「摂関期貴族社会における陸奥国の位置づけ」
  日時:12月20日(土)14:00~17:00頃終了予定 
  会場:京都女子大学宗教・文化研究所共同研究室(L校舎3F)

  ※ 報告者からのメッセージ:今回の研究報告は、来年1月に開催される平泉文化フォーラムの準備報告を兼ねさせて頂きたく存じます。これまで平泉文化研究は、文献史学・考古学・建築史学・美術史学などさまざまな分野から、平泉文化の研究が行われてきましたが、当文化の形成・発展をめぐる時代的環境を明らかにした研究はあまり見受けられないように思います。そこで、具体的に平泉文化が開花した時期(11~12世紀)において、当該期における貴族の日記から陸奥国に関連する記事を博捜・抽出し、その分析を通して平安貴族が陸奥国についていかなる関心を抱いていたかを明らかにしようと、平泉文化共同研究にて取り組んでまいりました。今年度(3年のうちの初年度)は、『小右記』・『御堂関白記』・『権記』など10世紀末期~11世紀初期の日記をもとに、摂関期の貴族社会のなかで、陸奥国がいかなる位置づけにあったかを考えてみたいと思っております。陸奥守の任官記事に焦点を当てて考えようとするものです。
編集:2014/12/05(Fri) 17:38

年内あと二回(+一回)の吾妻鏡

No.19819

 20日の研究会は私も伺う予定です。よろしくお願い致します。
 その前に三回ほど『吾妻鏡』もありますので、ご案内です。

◆次回の木曜日のご案内◆

 日時:2014年12月11日(木)15:00~(予定)…14:00すぎからぼちぼち集まっております。
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:承元五年(建暦元年、1211)十一月四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条
    建暦二年(1212)正月十一日・十九日、二月一日・十四日・十九日・二十八日、三月一日・六日・九日・十六日・二十日、四月六日・八日・十八日、五月七日、六月七日・八日・十五日・二十日・二十二日・二十四日、七月二日・七日・八日・九日、八月十八日・十九日・二十七日、九月二日・十五日・十七日・二十一日、十月十一日・十九日・二十二日、十一月八日・十一日・十三日・二十一日、十二月十一日・二十一日・二十四日・二十九日の各条

 ※木曜日の『吾妻鏡』ですが、12月は11日・18日に開催予定で、通常通り『吾妻鏡』を読む予定です。

◆次回の土曜日のご案内◆

 不定期にて土曜日にも『吾妻鏡』の講読会を開催しております。
 国文学を専攻される方が主なメンバーとなりますが、そのほか従来の木曜日開催分にはご都合が合わなかった方もぜひ積極的にご参加いただけましたら幸いです。
 なお、こちらのほうも所属大学や国籍等に関係なく、お気軽にご参加ください(※新たにご参加を希望される方は、野口先生か岩田まで、事前にご連絡をいただけると幸いです)。

 次回は12/13(土)です。今後も、参加者の都合を勘案しながら、月に一回か二回程度のペースで開催していきたいと思います。

 日時:2014年12月13日(土) 13:00~
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:配付済みの史料を随次読んでいきます

 『吾妻鏡』講読会は、基礎的な史料読解のニーズにも対応しております。
 師走に何か新しいことをはじめてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。

早速ご紹介頂き、ありがとうございます。

滑川敦子
No.19824

東北歴史博物館の滑川です。この度は大変お世話になります。
思えば立命館大学在学中の学部2回生の時に、1年上の先輩の山下さん(旧姓八木さん)に
誘われて、京都女子大学宗教・文化研究所のゼミに参加しました。
当時は『源平闘諍録』を講読していましたね。本当になつかしいです。
このゼミを通して、いろいろな大学の方々と知り合いになり、切磋琢磨して研究に取り組む
ことができました。ここで知り合った方々は、京都を離れた今でも本当に大切な仲間達です。
東北へ来て3年経とうとしておりますが、13年間京都で学んだことを生かしながら、私な
りの視点で東北の研究を進めていけたらと考えております。
宗文研ゼミで研究報告するのは大学院生の時以来で、大変緊張しています。
当日は皆様方にお会いできるのを楽しみにしております。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。