賀茂祭(葵祭)路頭の儀

No.1962

 ゼミメンバーや小生の講義を履修している皆さんには、お暇があったらぜひ見に行くようにと言っておきたかったのですが、葵祭は行かれましたか?
 午前中は昨年とうって変わった好天に恵まれ、例年、この時ばかりは自らの「東夷」であることをしっかりと自覚させられる小生は、都人の雅やかな行列に目を奪われて参りました。今回とくに注目させられたのは斎王列にしたがう騎乗の女性で、中世の史料に散見する「女騎」を思い出しました。
 しかしながら、本日は世間の休日たる土曜日。したがって、人出は並たいてのものではなく、京阪電車も市バスも首都圏の通勤時間並みの混雑でした。
 ついでに立ち寄った市の歴史資料館もお客さんでいっぱいでしたので、配布されている「京都の歴史年表」をいただいて早々の内に退散致しました。
 ちなみに、藤原新也氏のサイン会もさぞや盛況のことと思われます。

 ☆ 白井克浩氏から御高論「『金槐和歌集』の政治的背景-鎌倉前期公武関係史の一齣-」掲載の『藝林』53-1を御恵送いただきました。あつくお礼申し上げます。また、『紫苑』2掲載の長村君の論文を高く評価されたお手紙をいただきました。

拝啓「再興中世前期勉強会」様。

No.1963

 GWの後、大学院に進学した人は勉強が本格化し、院試をひかえながらもひとまず嘱託や非常勤の仕事を始めた人も忙しくなり、四回生はゼミ報告、二回生はネット接続をしていない・・・等々の事情でメンバーの書き込みが少なくなっているようです。ひとりで書き込んでばかりいるのは申し訳ないような気がするのですが、かかる事情を踏まえて、おゆるしください。
 
 ところで、本日、関東において主に鎌倉時代史を専攻されている研究者の方々によって結成されている再興中世前期研究会の会報誌『段かづら』第3・4合併号を20部、同会事務局を担当されている角田朋彦氏から御恵送いただきました。あつくお礼申しあげます。ちなみに、角田さんは千葉県文書館にお勤めで、名著出版から野口編で『第二期関東武士研究叢書 千葉氏の研究』を刊行したさい、大変お世話になった方です。
 いただいた『段かづら』はゼミメンバーの鎌倉時代専攻者と京大の元木先生のもとで開かれている研究会に参加されている方におわけしたいと存じます。
 角田さんからのお手紙によると、同研究会のかなりの方々がこの掲示板をご覧になられているとのこと。恐縮しております。研究会メンバーの皆様、京都女子大学は鎌倉幕府の出先機関である六波羅探題址を見下ろすところにございますから、御上洛のおりには、ぜひお立ち寄り下さい。
 メンバーのなかには、なつかしいお名前も散見しておりますが、今後ともよろしくご交誼の程、お願い申しあげる次第です。
 なお、お礼代わりにもなりませんが、こちらの『紫苑』も数部で恐縮ですが、お送りするようにしたいと存じます。
 当ゼミメンバーには、明日の日本史研究会・大阪歴史学会合同の卒論報告会で配布したいと思います。お楽しみに。なお、小生は午後から参上のつもりでおります。
  
 本日の葵祭の行列は予定時間よりだいぶ遅れて進んでいたのですが、その理由は馬の暴走にあったようですね。史料にも、ときどき落馬の記事が出てきますから、こういうこともあり得ることです。
 それから、藤原新也氏のサインですが、当家ではしっかりと入手いたしました。

京都市歴史資料館

田中裕紀
No.1964

野口先生、こんばんは。
資料館にいらっしゃってたんですね(^^)
今日の葵祭は、すぐ近くでやっていたにも関わらず資料館での仕事中で見ることはできませんでした。お天気の良さに誘われてお昼は外で・・・と展示室に出てみると、たくさんのお客さんがいてびっくりでした。
 さて、今日でおつとめの1週目が終了しました。朝家を出る時間が早いのがちょっと大変ですが、仕事の内容はとても楽しいものでした。初日は、京大の佐伯さんもいらっしゃる事がわかってホッとしたことから始まりました(働く場所は違うのですが)。そして、その佐伯さんも「ドキドキするわ~」とおっしゃるほど膨大な林屋辰三郎氏寄贈本は、仕事を忘れて読書に没頭してしまいそうになります(もちろんちゃんと働いていますが)。一緒に働いているのも京女大の瀧浪ゼミを今年卒業した、つまり樹里ちゃんの同級生だった女の子で、この最初の5日間の間にすっかり仲良くなってしまいました。同世代の人も多く、毎日とても楽しく仕事をしています☆(長村くんありがとう(^^))週5日間で朝から夕方までなので、始めは自分の時間が上手く取れるのか心配していたのですが、心配し損だったようです。せっかくの資料館生活ですから、ゼミの皆さんに還元できる所はしていきたいと思います。

Re: 賀茂祭(葵祭)路頭の儀

No.1965

自分は主に承久の乱前後を研究しておりますので、
白井克浩様のご研究には多大なる学恩を賜っております。
拙文をご高覧頂いたのみならず評価して下さったようで、感動の極みであります。ありがとうございます。
白井様に雑誌お送りの労をとって下さった野口先生のお心遣いにも感謝申し上げます。
・・・というわけで自称鎌倉時代専攻者なんですが、あつかましくも『段かづら』欲しがっても宜しいでしょうか??

田中さん、僕は大したことしてないですけど、いつものご恩を思えばですよ(笑)

山本さん、頑張って下さい!!

杉橋先生・元木先生、最後になりましたが、そして私事で恐縮ですが、本日はごちそうさまでした。