緊急連絡

No.1835

本日、野口先生のお名前で不審な添付ファイル付きメールが当方に届いております。京女の大学のアドレスのようになっておりました。開かずに、直ちに削除いたしましたので、問題はないかと思います。ただ、一度、ウィルスをチェックしていただければ幸いに存じます。
また、当方のアドレスで、不審なメールが届きましたら、ご一報をお願いいたします。

Re: 緊急連絡

No.1837

 以前にも同様のことが発生しています。NO.1704・NO.1705を御覧下さい。
 また、鈴木君からのアドバイスはNO.1477とNO.1487にあります。
 小生のPCは研究室、自宅とも最近、鈴木君によってウィルスチェックをしていただいております。
 小生からの英語バージョンの送信など、「絶対あり得ないこと」ですので、そんなものが届いたら直ちに削除してください。

失礼しました・付坂東吉弥氏の訃報

No.1840

野口先生、どうも失礼しました。現代版安部晴明がそばにおられますから、対策は万全に違いありません。どうも機械音痴の無知をさらけ出してしまいました。一度、詳しいレクチャーをお聞きしたいとは思うのですが、基礎知識があまりに乏しく、ついてゆけないことを恐れております。トホホ・・・。

 余談ですが、昨日の新聞に歌舞伎俳優の坂東吉弥氏の訃報が載っておりました。最近は舞台に専念していましたので、ご存知の方は少ないと思いますが、彼は1966年の大河ドラマ『源義経』(当時の菊之助、今の菊五郎が義経、藤純子が静、この共演が縁で結婚)で平忠度を演じた俳優です。あのころは、歌舞伎・東映・大映時代劇がドラマ作りの基本路線でした。
 ちなみに、1972年の『新平家物語』では、まだ二枚目だったころの中尾彬がこの役を演じておりました。あのころから、どちらかというと、新劇系統の俳優が中心を占めるようになっておりました。
 ジャリタレ(ファンの方には悪いが)学芸会路線が定着したのは、『信長』あたりでしょうかね。今回はどうもお笑い系が増加気味、清盛がビートたけしで、忠度は藤井隆、何てことにならないでしょうね。しかし、残った清盛、静、常盤などはどんなキャスティングになるのでしょうか?
 余談ですが、大河ドラマは常に支配者の視点で描かれるようですが、たまには民衆の活躍をもっと重視するドラマがあってもよさそうなものです。たとえば、中村錦之助が演じた映画『祇園祭』のようなものを作る気はないのですかね。三田佳子が演じた『日野富子』なんかはその可能性があったのですが、どういうわけか国一揆は皆殺しにされ、世の中は混乱の一途で終わってしまいました。あれでは最低視聴率も当然でしょうね。応仁の乱から復興する町衆と、彼らの力量を信じていた富子の交流化何かを描いて明るい未来を予感させるほうに話を向ければよかったのに、と思います。
 そういえば、大河ドラマには将門を除いて古代関係がありませんね。やはり、天皇が表に出てくる禁忌があるのでしょうか。道長、あるいはもっと昔の大化の改新、大仏開眼とか、ねたは山のようにあるのに。

古代のドラマ

平田樹理
No.1842

先日知ったのですが、NHKが来年一月に大化の改新を描いたドラマを放送することが決定したそうです。
主人公の中臣鎌足が岡田准一、蘇我入鹿が北条時輔こと渡部篤郎、二人に思いを寄せられるヒロイン・車持与志古が木村佳乃だそうです。確かに「学芸会路線」かもしれません…。といえども、中大兄皇子、大海人皇子等他のキャストが気になるところです。

Re: 古代のドラマ

No.1843

 NHK大阪が時々古代史ドラマを制作するようですね。以前、本木雅弘が聖徳太子を演じたことがあります。今度もその系統ではないでしょうか?
 民法では1981年にTBSが井上靖の『額田女王』を制作したことがあります。
 額田女王 岩下志麻
 中大兄  近藤正臣
 大海人  松平健
 中臣鎌足 三国錬太郎
 斉明天皇 京マチ子
 蘇我入鹿 津川雅彦
 倉山田石川麻呂 木村功
 大友皇子 三田村邦彦
 蘇我赤兄 藤田まこと
 有間皇子 川崎麻世
 持統天皇 樋口可南子
といったキャスティングでした。
どうも、大河ドラマになると、なにやら特別に禁忌が厳しいようですね。

ウィルスメール

鈴木 潤
No.1844

話題に出遅れている内容ですが

ここのところウィルスの活動が活発なようで、ウィルス添付メールが大量に来るようになりました。
以前にも書きましたとおり、差出人は偽証可能ですので、差出人=犯人とはなりません。
しかし、偽証する元となるデータは、感染したパソコンから収集するわけで、偽証しているアドレスのパターンを読み取ればある程度の犯人は絞ることができます。
 僕のメールBOXにも野口先生やこの掲示板でよく見かけるアドレスを語ったウィルスが来るようになりました。野口先生宛に来たものと僕宛のもので見てみますと、OCNから送信されているようでした。(←そのために野口先生パソコンを疑ったのですが、結果は上記の通りでした)
 この掲示板をごらんの方は、一度ウィルスチェックをお願いします。(プロバイダがOCNの方は、特にお願いします)

※補足
http://security.symantec.com/sscv6/default.asp?productid=symhome&langid=jp&venid=sym
→シマンテック社のサイトで、簡単にウィルスチェックができるサービスがあります(無料です)、ウィルス対策ソフトをお持ちでない場合は↑チェックだけは最新版で利用できますので、お試しください。

P.S.安倍晴明..そこまですごくありませんよ☆(式神がいればだいぶありがたいです)
  持ち上げられすぎて、とても恥ずかしいです(*^^*)

Re: 緊急連絡

末松憲子
No.1845

今日私のところにも英語のメールが来ていました。
差出人も英語だったと思います。
とりあえず添付ファイルは開けずに消去したのですが、英語のだだっと書いてある手紙の部分は見てしまいました。

鈴木君の書いてくれたサイトでセキュリティチェックをしたら、問題はなかったようです。
ウィルス検出の方は、一瞬でもとの画面に戻るのですが、それは感染していないということで理解したら良いのでしょうか?

本当の緊急連絡

鈴木 潤
No.1846

末松さん>
(^^;)危険です!ウィルスの中には、有名なセキュリティサイトへのアクセスをキャンセルするようなものがあります。
WindowsUpdateも一度お試しください。失敗すれのであれば、結構危険な状況です…。

Re: 緊急連絡

末松憲子
No.1847

鈴木君
ありがとうございます。
とりあえず何かあるといけないので携帯から入力しています。
現在私が使っているのは学校のパソコンなので、セキュリティーが厳しくてネットのウィルス検索が使えないことがわかりました。
詳しいことは月曜にシステム情報課に聞いてみないとわかりません。
とりあえず末松のメールは開けないで下さい。

Re: 緊急連絡

No.1849

鈴木君にご教示いただいたシマンテックのサイトでウィルスチェックしたところ、幸いにPCは無事でした。ご教示ありがとうございました。また、かありましたら、陰陽頭のご相談しますので、よろしくお願いいたします。

余談ですが、ずいぶん昔、NHKで聖徳太子がドラマ化されたとき、高橋幸治が主演したことがあります。彼は、『太閤記』の織田信長でデビューし、『天と地と』で武田信玄、『新平家物語』で頼朝、『黄金の日々』でまた信長を演じ、民放で吉田松陰をも演じておりました。もっとも、吉田松陰のドラマは、視聴率が低いにもかかわらず、スポンサーの好意で最終回まで放送にこぎつけたのですが、打ち上げパーティーで彼は社長に一言、「こんな詰まらんドラマに金を出すスポンサーの気が知れない」と放言したため、以後民放から干されているようです。最近は頼みのNHKからも、全然お呼びがかからないようですが・・・

ウイルスメール

No.1850

 最近、本当にウイルスメールが多くてうんざりです。
先日は我が家にも35通のウイルスメールが来ていました。我が家は、ウイルスバスターとOutlook Expressのメールルール作成機能で難を逃れております。このNETSKYのブームはいつまで続くのでしょうか(--;

>NHK大河ドラマの学芸会化について
今年の大河も批判は多いようですが、我が家では歴史にあまり興味を示さない姉たちも進んで見ています。年配の良い役者を10代という設定で無理やり使うくらいなら、今回の大河のように学芸会でも、実際の人物と同世代の若者だからこそ表現できるリアリティーというのもあるような気がします。以前あった「葵三代」の熟年度ぶりには、ちょっとお腹いっぱいでした(^^;三谷幸喜の脚本が好きだっていうのもあるような気もしますが(三谷幸喜の出典の豊富さには脱帽です)

やはり学芸会は願い下げ

No.1853

田中さんのご意見、もっともではあります。人はそれぞれですから、今年のドラマがおもしろい方もおられるでしょう。ただ残念ながら当方は、今年のドラマは見ていない、というより主役の何某君のにやけた近藤勇は予告を見ただけで見るのも恥ずかしい思いで、チャンネルも合わせたことがないので、それ以上どうこういうつもりはありません。
若手俳優が好きでごらんになる人はいるのは当然だし、個人のレベルで現在のような演出を是とする視聴者がいるのは当然のことです。
当方も、若手をすべて否定する気など毛頭ありません。力量のある優れた若手をどんどん起用してもらいたいし、熟年俳優が気持ち悪い少年少女を演ずるのは願い下げです。問題は、主役をはじめ、重要な役柄に、まったく演技力のないアイドルやお笑いタレントを多数起用することにあります。
若者らしさは現れるかもしれないけれど、歴史に名を残す人物は現代の同年齢の人間とは比較にならない大変な人生経験や、歴史的重大事に直面してきたはずです。当然、人間としての重みや深みを表さなければなりません。それを、見るに堪えない芝居で演じることは、ドラマ全体のリアリティーと品格を著しく損ねる結果となっているように思います。
結果として、もちろんそうした演出だから見るという人もいるでしょうが、全体として若者の視聴者は増えず、時代劇ファンは離れて、視聴率は低迷する結果になっているのではありませんか。
視聴率云々は放送業界内部の問題ですが、来年の義経に対し、その時代を専門に研究するものとして、強い懸念を抱くのは次のようなことです。すなわち、時代像を著しくゆがめたり、歴史上の人物にたいし大きな誤解を与えるドラマが作られ、視聴者や多くの国民に誤った時代認識や、歴史離れをもたらさないかという点にほかなりません。義経のキャスティングを見る限り、アイドル系の義経を中心に珍妙なドラマになる可能性が高く、憤懣を隠せないでいるのです。それが杞憂であることを祈りますが。
大河ドラマは多くの禁忌に直面していますが、それでも天皇を取り上げるようになったし、秀吉も侵略者の側面や、明治維新の負の側面も描くようになったようです。かなり、国民的な歴史認識に影響を与えてきたように思います。
まだ、乗り越えるべき問題もあるのに、アイドル・お笑い路線に転向するのも如何なものかと思わざるを得ません。もちろん力量のアル俳優が減少してきたこともその一因ですが、同時に禁忌の壁がどうしても破れず、同趣向の焼き直しを迫られていることも、妙なドラマに向かう一因でしょう。センター入試の出題でさえ一部の猛烈な圧力を受け、文科省でさえ屈服する時代ですから。その意味では、ドラマつくりに対する外部圧力も強まっているのかもしれません。
そういう状況だけに、そして大河ドラマはそれだけの影響力を有してきただけに、演出のあり方に大きな懸念を抱かざるを得ないのです。もっともリアリティーのあるりっぱなドラマで「忠君愛国」でも主張されたらもっと困りますが。

テレビっ子の蹉跌

No.1855

元木先生の意見に、全面的に賛成です。
私は、そうとうなテレビっ子でして、
著書のあとがきに、そのての話が出てくるのは、
たぶん、この職業につくきっかけが、テレビだった、
からです。

その意味で、私の一世代前の歴史家からすれば、
まさに新人類だったわけです。

小学生で、大河ドラマの太閤記にはまり、
眉毛を剃り、いつも刀を差し、たびたび切腹をし、
将来の道がきわめて限定されました。

しかも、その後正統派の大河に対し、
同じNHKで、平賀源内を扱った、
天下御免という伝説的はちゃめちゃ歴史ドラマが、
ありました。
当時は、非常に真面目なイメージのNHKから、
このようなドラマが飛び出した、清新さ。
その驚きは、忘れられません。

これにものめりこみ、
ついには、中野良子とごく親しいという幻想を、
いだくに至ってしまいました。
教科書的な田沼意次のイメージを一新させた、
点が印象的でしたが、実は当時の歴史学界の、
学説を脚本家の早坂暁が十分咀嚼したうえの、
歴史風刺コメデイだったことは、後で知りました。

太閤記も天下御免も、ほんの断片が、ビデオに残るだけです。
数年前、手に入れて、見ましたが、懐かしく、しかも、
そのレベルの高さに感動しました。

最近、テレビ界は黄昏だと、つくづく思います。

久米宏が、Nステをやめたのが、象徴的でしょう。
たぶん、もうテレビには将来はありません。

あまり、録画するに値する番組もないので、
いまはやりのDVD・HDレコーダーなど、
あまり触手が動きません。

ということで、最近はもっぱら、昔テレビ化されたものの、
原作を読んでいるわけです。
今は、司馬遼太郎の「龍馬がゆく」を読み出しています。
これも、北大路欣也主演で、大河でやったのですが、
あれも夢中になりました。小6だったかな。
5つ年下の妹に、暗殺者をやらせ、私は龍馬。
よく斬られるシーンをやらせて、遊びました。
妹は、兄に強要された、あのばからしい遊びを、
今でも心の疵として、もっているそうです。
ちなみに、小学生時代の私のあだ名は「馬鹿殿」であります。
いつも、妹に物差しをもたせて、
太刀持ち風に、後ろを歩かせていたためです。

たぶん、今の大河にのめり込んでいる小学生いませんよ。
でも、私がかなり変なだけなのでしょうか。

視覚メディアの影響。

No.1858

 小生、今年の大河ドラマは面白がって観ている方です。専門とする時代ではない、という気楽さと、大学院時代、多少、吉田常吉先生(人物叢書『井伊直弼』や中公新書『唐人お吉』の著者。当時、東京大学史料編纂所教授)の御指導のもとで幕末史をかじっておりますので、事実がいかに変形されているのかを眺める楽しみがあるからです。そのうえ、三谷の脚本はカルいので、ストーリーを追う苦痛がありません。
 しかし、まあ、「歴史学者」というスタンスからすれば、元木先生の御意見に諸手を挙げて賛成するしかありません。このところ、日本人の歴史認識は惨憺たる有様です。これだけ自らの歴史をないがしろにしている国民も珍しいのではないでしょうか。高校で世界史が必修なのに日本史を選択科目にしておいて、愛国心を云々するというのは明らかに矛盾しています。そうした状況を踏まえると、元木先生の真摯な怒りは歴史学に携わる者すべてに共有されるべきものだと思います。むしろ、学界のリーダーたる京都大学教授には、かかる矜持をもっていただかねば困ります。
 ところで、小生も美川先生(今度お目にかかったとき、「馬鹿殿」を思い出したら困るなぁ)ほどではないものの、大河ドラマから多大な影響を受けています。高橋幸治の信長、緒形拳の秀吉、中村梅之助の大村益次郎、それに仲代達矢の清盛など、完全に脳裏に定着してしまっております。もっとも、小生、植木等が秀吉を演じたクレージーキャッツの『太閤記』の映画にも「感動」し、その後二週間ほど、自分が木下藤吉郎気分でいたこともありました。けっこうみんな他愛のないものです。しかるが故に、視覚メディアの役割は大きいのです。まさに、「洗脳」機能がありますから。
 美川先生の久米宏評にも同感です。久米が健在なら、イラクの人質にたいするバッシングもあれほどにはならなかったと思います。久米宏の存在の大きさを今さら感じ入っています。

Re: 緊急連絡

末松憲子
No.1872

先日は、初ウィルスメールだったのでびっくりしてしまい、ご迷惑をかけました。
幸いなことに、私がメールに使用しているパソコンは、大学の院生室共用パソコンだったので、セキュリティがきびしく感染しませんでした。
鈴木君、永富さん、ありがとうございました。