『歴史評論』649「日本中世王権論の世界」

No.1758

 昨日、タイトルの雑誌が送られてきました。特集関係の論文としては、
 高橋昌明「後白河院と平清盛-王権をめぐる葛藤-」/野口実「源頼朝のイメージと王権」/山本幸司「後醍醐王権の特質」/市沢哲「中世王権論のなかの足利義満」/堀新「織豊期の王権論をめぐって」
が掲載されています。とくに院生のゼミメンバーには御一読をお願いいたします。(神大の院生は読まないわけにはいきますまい)
 なお、拙稿執筆にあたっては、元木泰雄先生・美川圭先生、および長村祥知君におおくのご教示をいただきました。あらためて、お礼を申しあげるとともに、さらなる御批判を御願い申しあげます。
 小生、これまで東国の個別武士団のような細かいことばかりを研究対象にしておりましたので、「王権」のような大きなテーマでの論文執筆は初めてといってもよく、その上、例によって、締切に間に合わせることが、執筆時点における最大の目標のようなことになってしまい、未熟な内容となったことは重々自覚せざるをえないものがあります。このHPをご覧の皆様からの容赦のない御批判をお待ちいたしております。
 
 以下、連絡事項です。
 ① 検非違使庁址石碑建立のニュースは本日の朝日新聞にも載っておりました(全国版ではありませんが)。
 ② 先日、前から気になっていた数江教一著『源義経-義経伝と伝説-』(アテネ新書)をネット情報で入手いたしました。まだ、ざっとしか読んでいませんが、これは義経伝研究中の白眉といえるものかも知れません。国文で義経関係を御研究の方にも御一読をお勧めいたします(あるいは国文の方ではすでに高く評価されているのかも知れませんが)。義経のことで知らないことのない前川佳代さんはご存じでしたか?
 ③ 京阪中書島駅近くで自転車を置かせていただけるところは、やはりありませんか?
 
 ☆ 腰痛についてお見舞いのお言葉をありがとうございます。
 なんとも困った状況ですが、>京女の学生の皆さん。ご期待を裏切るようですが、休講にするほどではありませんので。

Re: 『歴史評論』649「日本中世王権論の世界」

山口博史
No.1766

野口先生
腰痛の具合如何ですか?休講にされるほど大したことはないということですが。お体をお大事になさって下さい。
『歴史評論』649、興味深そうな内容ですね。昨日『異形の王権』を読み終えましたので、次は何を読もうかと思っていたのですが、ご紹介のものを読んでみたいと思います。さらに、『源義経ー義経伝説ー』も読んでみたいと思います。

Re: 『歴史評論』649「日本中世王権論の世界」

平田樹理
No.1774

>野口先生
なにせ神戸大学に全く慣れていないので、たくさんある図書館を使いこなせておらず、まだ読めておりません(反省)。
明日大学で手に入れて読みます(必須)。
文学部はまだ下の方なのですが、他学部の図書館に行くのは近いようで遠いです(坂がきついです…)。

『女坂』

No.1775

 神戸大学に向かう坂は本当に勾配が急で、バスに乗ってもエンジン音がものすごく、「燃料消費も大変だろう。普通の運賃計算で採算がとれるのだろうか」と心配したくなるほどですね(下りはニュートラルで転がせるから燃費がかからず、埋め合わせがきくのでしょうか?)。平田さんは京女の「女坂」で4年間鍛えられているはずなのですが、それでもきついのだとしたら、次ぎに神戸大院を目指す人には、阿弥陀ヶ峰の階段で平安高校野球部と一緒に特訓が必要ですね。田中さんもどうですか?
 それにしても「女坂」。小生も息を切らしながら登っておりますが、有名なわりに流行歌のタイトルにも使われませんねぇ。どなたか作詞・作曲しませんか?