明日は明日の風が吹くのでしょうが・・・。

No.17264

 Facebookにも書きましたが、昨日は河内源氏のお墓や叡福寺の見学に行って参りました。想像していたのとはまったく異なる空間で、行っておいてよかったと思っています。 いろいろインスピレーションも湧きました。
 しかし、体力の衰えを痛感させられたり、カーナビのインチキ案内に帰宅の道を惑わされたのはマイナスでした。前者は仕方ないにせよ、カーナビは時々、こういう結果をもたらすので本当に困ります(たいまい16万円もしたというのに!)。
 しかし、やはり出かける前にキチンと全行程を最新の地図によって把握し、カーナビの不審な案内には乗らないように用心することが肝要であると思います。
 考えて見れば、これは今日のIT社会の陥穽を避けるためにも同じことが言えるわけで、子どもたちにタブレット端末を持たせて、それで紙の教科書は不要であるなどという発想の危険性を示していると思います。

 それから、本日、吉川弘文館のPR誌『本郷』が届きました。これに短文ながら連載している『中世武士の肖像』に「毛利氏」について書きましたので、御笑覧頂ければ幸いです。
 ちなみに、この冊子の冒頭に、『歴史手帳』が60年ぶりに全面改定されるという記事(宣伝)が載っていました。中味にはいろいろ工夫が加えられるようですが、困ったのは判型を文庫本の大きさにするということです。それでは、上着の胸の内ポケットに入らなくなるでしょう。学部生の時代から使い続けてきたこの手帳とも、今年でお別れという事になるのかも知れません。残念な話です。
 あらゆる局面で、世の中は私の欲する方向と逆に動いて行くようです。