いよいよ、明日は公開講座です。

No.15324

 このところ「老化」を猛進中ですので、木曜日が終わるとすっかり疲れ果ててしまうのですが、今週は土曜日に公開講座がありますから、もう一踏ん張りです。しかし、このていたらくは、若い人たちからすると、サボりすぎと思われるかも知れませんね。

 現代社会学部の学生さんは目下、後期開講の演習の配属に頭を悩ませているようです。昨日も昼休みに前年度基礎演習のメンバーだった人が相談に来られました。近年の学生さんは大学で何を勉強したいか絞りきれないままに入学してきます。現代社会学部というのはそういう学生さんの受け皿としてはよいのですが、逆に間口が広すぎて、次の段階で、今度はどの先生についたらよいのか迷ってしまうことになるようです。
 それから、最近の学生さんが気の毒なのは「就活」の重圧。これを社会現象と捉えて、卒論のテーマにしてしまうくらいの元気さを期待してしまうのですが、「また、野口は現実離れした事ばかり言う」と批判されてしまいそうです。

 それで、Ⅲ講時の「教養科目」の教室にはちょっと遅れてしまったのですが、武士論からの平安京・京都論の概要は何とかお伝えできたと思います。

 研究所ゼミでは、公開講座の資料の綴じ込みや日程の確認、そして役割分担の打ち合わせをさせて頂きました。すでに実質的にゼミ主催の公開講座のような形になっています。今回は4月から加わってくれたメンバーが多いのですが、宜しくお願いしたいと思います。
 古参メンバーの方たちも、懇談会に出られて、現役の諸姉兄とお話しする機会をもって頂ければ幸いです。

 今回の公開講座。自画自賛ですが、とてもテーマが気に入っています。講師の先生お二人のお話がとても楽しみです。例によって、相互にコメントを交換して頂き、最後は会場にお越しの研究者に一言頂いて・・・と目論んでいる次第です。お心当たりの先生には宜しくお願い申し上げる次第です。

 小生のPCには、所有者の性格が乗り移ったせいか、いろいろイヤミなところがあり、「公開講座」と打ち込もうとすると、まず「後悔講座」と表記されてしまいます。そうならないように、気を引き締めたいと思います。諸事、宜しくお願い申し上げます。

You'll Never Walk Alone-次回の『吾妻鏡』-

No.15339

 「勝った時に友人は集まる。しかし本当に友人を必要とするのは負けた時である。」(Dettmar Cramer)

 さて、週末は毎年恒例の宗教・文化研究所公開講座です。皆さまどうぞよろしくお願い致します。
 非日常が控えていますが、一方で日常も続いていきます。次回の『吾妻鏡』のご案内です。

 日時:2014年7月3日(木)午後3時頃~(予定)

 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』頼家・実朝期の振り返り(建永二年~承元二年などの記事)

 ※まだまだしばらく“振り返り”を続けていきますが、それが終わった後の範囲は以下の通りです。
  “振り返り”にもようやく終わりが見えてきたような。

     承元四年(1210)正月一日、二月五日・十日・二十一日、三月十四日・二十二日、四月九日・十九日、五月六日・十一日・十四日・二十一日・二十五日、六月三日・十二日・十三日・二十日、七月八日・二十日、八月九日・十二日・十六日、九月十一日・十四日・三十日、十月十二日・十三日・十五日、十一月二十二日・二十三日・二十四日、十二月五日・二十一日の各条
     承元五年(建暦元年、1211)正月十日、閏正月九日、二月二十二日、三月十九日、四月二日・十三日・二十九日、五月四日・十日・十九日、六月七日・二十一日・二十六日、七月四日・十一日、九月十二日・十五日・二十二日、十月十三日・十九日・二十日・二十二日、十一月二日・三日・四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条

 7月も3日・10日・17日・24日など各木曜日に開催予定です。
 今年は祇園祭山鉾巡行が二回(前祭・後祭)行われますが、前祭の巡行は17日(宵山14~16日)、後祭の巡行は24日(宵山21~23日、ホコ天・露店なしの予定)です。前祭も後祭も『吾妻鏡』の日ですね。

 15:00ちょうどには参加者全員が集まらないと思いますので、だいたい揃ったところでぼちぼち始めていきたいと思います。集まるまではのんびり雑談しましょう。
 
 『吾妻鏡』講読会は基礎的な史料読解のニーズにも対応しております。
 夏の訪れを感じる季節に何か新しいことをはじめてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞご自由にご参加ください。京都女子大の方限定ではありませんよ。

>末筆ながら鈴木ご夫妻
 先週の土曜日には久しぶりにお目にかかれてよかったです。お菓子もごちそうさまでした。しつこいかもしれませんが、私がこのゼミに来られたきっかけは、お二人が管理・運営してくださっているこの掲示板のおかげです。