正確は義務、美徳にあらず。
No.1446
E・Hカーの『歴史とは何か』の中に「歴史家にとって正確は義務であって美徳ではない」という言葉が引用されていたように記憶しますが、史料引用などに正確を期することは研究者の最低の義務だと思います。このたびの『紫苑』編集の過程で、執筆者はそれを実践するのが如何に大変なことであるかを実感できたのではないでしょうか。そして、編集担当者のたいへんな努力にもかかわらず、結果的にそれを満足させることの出来ないまま、印刷に付せざるを得なくなってしまったことを、とても残念に思っています。ぜひ、自らの手で、正誤表を用意するなり、最善の方法をもって対応してください。それこそ、最低の義務です。
それにしても、最近の歴史学研究の一部には、何かとらえどころのないものを論拠にしているようなところがあり、いささか気持ち悪く感じています。若い人たちが、どうもこういう風潮に取りこまれがちなのが、心配です。学問と思いつきが相対化されてしまうのは危険です。小説家と歴史学者が同じ土俵の上に立つのはマズイと考えます。
たしかに、政治は経済と軍事だけで動くものではないとは思いますが、とりとめのない観念の世界だけで動くものでもない。すくなくとも、とりとめのあるものの、実体をつかんでから、とりとめのないものに進むべきではないでしょうか。昨今の安倍晴明ブームなどを見ていると、そう思わざるを得ません。もっと、とらえどころのある部分から、政治史のあり方を鍛えていくべきだと、小生は考えています。
鈴木君・永富さん、本日は本当に御苦労様でした。
紫苑sionしおん・・・師恩?!
No.1447
ようやくこれでやっと第二号完成!!(今度こそ!!)ということでほっとしております。これで今年度のお仕事は一応落ち着いたということになりますね。
野口先生、鈴木君、また長村君と平田さんもご苦労様でした。
また先生には昼食、夕食の二食もご馳走になってしまいました。おなかいっぱいになって疲れも充電です♪
鈴木君同様、何かを終えたあとにワイワイ話しながらご飯を食べるの大好きですヽ(´▽`)/
「正確は義務、美徳にあらず。」そのとおりだと思います。
何かを書いて発信することはつまりは商人が物を売って「モトをとってあたりまえ。利益を出してなんぼだ」というのと同じことですし・・・☆
前回の創刊号に引き続き、今回も私は編集も執筆も両方させていただきましたが、あらためてその両方の難しさを感じました。編集の側の立場から感想を述べると、創刊号よりやはり良いものにするためより時間をかけて工夫を重ねる必要もあったし、また原稿の量が増えた分校正作業もなかなか大変でした。自分の原稿もなかなか満足に仕上げられる技量がないのに他の人の原稿を読み、その間違い探しをし、なおしてゆく・・・何百、いや何千分の一の確立である小さな字の間違いを探すのは「ウォーリーを探せ」より難しかったです。笑
また個々の執筆者をまとめること(原稿集めも含め)の難しさも感じました。
「紫苑」という一冊の薄い雑誌ですらこんな状況であるのに、もっとたくさんのページ数のある本を編集なさっておられる石浜さんはすごい・・・!!とあらためて思ってしまいました。
執筆者の立場からの感想としてはやはりまだまだ「勉強不足」ということです。今年一年は卒論も進路のこともありますし、しっかりと腰を据えて勉強したいと思っております。ご指導よろしくお願いいたします。m(._.)m
また、校正では自分では何度も読み直して間違っていないはずだったのに先日お亡くなりになられた某先生のお名前の字を間違えているという重大うっかりミスもありましたし・・・☆あぶないあぶない!!
・・・とまあ波乱万丈ありましたが、本当に今年も発行にこぎつけることができ良かったです。たとえるなら「踏むたび爆発する地雷」のような原稿をここまでの完成度に近づけることができたのは私たちを根気よく熱心にご指導くださった野口先生のお陰です。感謝しております。また編集作業に夜中までつきあってくれた鈴木君にも感謝しております。あとは印刷の仕上がりを待つのみですね♪楽しみです。まさに「紫苑」=「師恩」ですね。(野口先生のおやじギャグがうつりました☆)
おまけ:明日の吾妻鏡講読会、お茶会が早く終われば着物姿で参上いたします。(雨がちょっと心配なのですが・・・)
本当にお疲れ様でした
No.1448
紫苑の再校正、本当にお疲れ様でした。
明日の吾妻鏡の講読会には、鈴木くんも参加するのでしょうか??というのも、現在、うちのオーブンでケーキが一台焼けている途中なのです(^^)。一体、発表前に何を・・・と言われるかもしれませんが、大事な気分転換でして・・・(^^; で、もう少し理由をつけると、山本さんと樹里ちゃんの合格祝いと、永富さん・鈴木くんの慰労も込めて・・・。先ほど、試食用のミニチュア版を食べてみると、結構良い出来なので、みなさまお楽しみに☆
と、いうわけなので、鈴木くんも時間があればお茶だけでも参加してね☆☆
Re: 『紫苑』第2号 PDF版差し替え
平田樹理
No.1466
野口先生、編集長の永富さん、鈴木君、長村君、皆様、先日は大変ご迷惑をおかけしました。深くお詫び致します。特に永富さん、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
戒めとして、今後しっかりやっていかねばと思います。
>野口先生、ご馳走様でした。ありがとうございました。
先日の研究会は途中で抜けてしまってすみませんでした。
>田中さん、レモンケーキご馳走様でした。バタバタしてしまってすみませんでした。とっても美味しかったです。
私は、ごはん類はともかくお菓子系は作るの苦手です。。今度ケーキの作り方教えてください★
お菓子
No.1469
樹里ちゃんへ
当方、ごはん類・お菓子類なんでもござれでございます。大学入試に失敗したら、料理の専門学校もいいなぁ~と真剣に考えた時期もあったくらいです(笑) というわけで、いつでもお申し付けください☆