シンポジウム「中世都市奈良と各都市の諸相」

山田邦和(花園大学・考古学)
No.1281

下記のシンポジウムがおこなわれますのでご案内もうしあげます(実は本日、その準備会があり、奈良で騒いできました)。私は室町・戦国期の京都と嵯峨を扱う予定です。
--------------------------------------------------

シンポジウム「中世都市奈良と各都市の諸相」
主催  同 実行委員会、 共催 奈良大学考古学研究室

開催日 2004年3月27日(土)、28日(日)

開催趣旨 近年各地で「都市」をテーマにした研究が活性化している。その結果、日本各地の都市の実態が明らかにされて行く一方で、「都市的なもの」の扱いに対する難しさも明らかとなってきている。今回のシンポジウムでは、日本において平安京という中心的な政権都市に近接して存在し、古代都市平城京と寺社勢力を背景に発展してきた中世都市奈良をとりあげ、各地の中世都市と比較・検討することを通じて、中世都市奈良の本質と日本中世における都市の諸相について議論したい。

発表者およびプログラム(発表タイトルは変更の場合があります)
3月27日(土)
12:30 受付開始
13:00 開催挨拶
13:10 基調講演「中世都市奈良の宗教的環境」水野正好(奈良大学)
第1部 中世都市奈良のすがた
14:00 「中世都市奈良研究の現状と課題」吉井敏幸(天理大学)
14:40 「中世都市奈良の考古学」今尾文昭(奈良県立橿原考古学研究所附属博物館)
15:20~15:40休息
15:40 「中世都市奈良の成立」佐藤亜聖((財)元興寺文化財研究所)
17:00~ 懇親会

3月28日(日)
第2部 各地の中世都市
10:00 受付開始
10:30 「中世都市京都の展開」山田邦和(花園大学)
11:10 「都市の増殖と移動(中世大宰府の場合)」山村信榮(大宰府市教育委員会)
11:50~13:00 昼食
13:00 「中世都市鎌倉の成立と展開」馬淵和雄(鎌倉考古学研究所)
13:40 「草戸千軒」岩本正二((財)広島県教育事業団埋蔵文化財調査室)
14:20 「総括」百瀬正恒((財)京都市埋蔵文化財研究所) 
15:10~15:30 休息
15:30 討論「都市の諸相」(討論司会 山川 均(大和郡山市教育委員会))
16:50 閉会挨拶

会場
 奈良大学C302大教室(近鉄高の原駅下車、徒歩15分)

参加費
 資料・冊子『流通と交通の中世考古学』代等として3,500円程度を頂きます。懇親会費 3,000円程度(予定)

参加申込・お問い合わせ
2004年3月12日(金)までに、葉書もしくはFAXに以下の項目を記載して、下記までお送り下さい。
・ 住所、氏名、所属、メールアドレス、冊子注文の方はタイトルと冊数を記入してください(シンポジウム参加の方は冊子を配布いたします)。

申込先
 〒630‐8392 奈良県奈良市中院町11 (財)元興寺文化財研究所考古学研究室 佐藤亜聖 電話0742‐23‐1376 FAX  0742‐27‐1179
*メールにてお申込の方は以下のアドレスまで。
asei@gangoji.or.jp(佐藤アドレス)

中世都市論の盛況.

No.1283

 おもしろそうなシンポですね。奈良は中世は宗教権門の都市というイメージがあるので、あまり武士の活動が目立たず、武士好き=歴史好きからは関心が払われていないように思います。かくいう小生もさっぱり知識がありません。都合がつけば山田先生のお話や、鎌倉も取り上げられている28日だけでも出かけてみたいですね。
 ところで、本日、昨年末以来大騒ぎしていた懸案の論文が完成しました。もう、最後は辻褄合わせみたいなことになってしまいましたが。ここにしばしば登場していただいている先生方をはじめ、ゼミメンバーの某君(「暴君」とは別の人)にもたいへんお世話になりました。あつくお礼申しあげます。
 原稿を封筒に入れて、やれやれと思っていたら、玄関の前に赤いバイクが横付け。チャイムが鳴って「速達で~す」。受け取ると、某出版社から歴史雑誌への原稿依頼でした。地獄の責め苦ですね。
 明日からは、研究室の整理と清掃です。バイトの皆さん、よろしくお願いいたします。なお、故・須田春子先生の遺された本は続々と拙宅に届いています。今朝も段ポールで8箱。すこしずつ、研究室に移送しています。『大日本史料』など、ゼミで大いに活用できそうです。

 ついでですが、昨日このBBSのアクセスカウンターが20000を突破したのにお気づきでしょうか。そう思っていたら、もう20200に近づきつつある。そんな数字は、どうでもよい。要は中身だと、管理人さんに叱られそうですが、スゴイですね。でも、このところ、このBBSの内容は実に濃いと思えます。ここも、修行の場になりつつありますか?

アクセス解析。

No.1286

 大学も春休みに入り、いろいろとイベントが多くなっていますね。
 トップページでの20000アクセスももうすうなので、
 2月に入ってから14日間のアクセスのなかで、検索エンジンからアクセスされているものを解析してみました。
 検索ワードではもちろん1位は野口先生の名前でしたが、「京都女子大学」「宗教文化」と順位は続きます。5位には「ラストサムライ」があり、6位は「勝元」でした。
 確かに、ここ数日はすさまじいアクセスがあります。(特に今日は、普段の5割増のアクセス数でした)
 掲示板に書かれている中味も、アクセス数に関係があるのかもしれませんね。

研究所『研究紀要』第17号完成。

No.1290

 小生の名前でのアクセスが一番多いなどと言うのは、いささか気味の悪い話ですね。御活躍の同名の方もおられるようなので、「変なところを開いてしまった」というようなケースが多いのでは?それにしても、これだけアクセス数が多いのであれば、小生の研究業績など、昔の主なもののみではなく、ちゃんとしたものに作り替えないとまずいかも知れないと焦っております。写真の差し替えは永富さんのお許しが得られませんでしたが。
 このbbsにおける「ラスト・サムライ」の議論は、とても有名なようで、東京方面の研究者の間でも話題にのぼっている模様です。美川先生とわたりあった山本君は一躍有名人になっているかもしれません。
 
 さて、本日、研究所『研究紀要』第17号が印刷屋さんから宗教教育センターに届きました。これには、山田邦和先生との共同研究の成果である共著「六波羅の軍事的評価と法住寺殿を含めた空間復元」ならびに拙稿「院政期における伊勢平氏庶流(補遺)」が掲載されています。執筆に当たって、お世話になった皆様には、抜刷完成後に、それぞれの抜刷をお送りいたしたいと存じておりますので、しばらくお待ち下さい。
 なお、公開講座の講演録として佐伯真一先生の「『平家物語』合戦談のリアリティー-橋合戦を中心に-」および山田邦和先生の「消えた建春門院陵を探る」も収録されております。山田先生・佐伯先生には近く宗教教育センターより発送されると思います。いろいろ、お手数をおかけして、恐縮に存じました。
 
 明日は、いよいよ元木先生の御研究「保元・平治の乱」の発表、ついで河原町で「大宴会」、さらに「歌合せ」という大イベントが挙行されます。元木先生は耳鼻科に行かれて用意万端の御様子。自分で動けなくなるまでは医者には絶対にかからないという小生とくらべて、なんと前向きな生き方でしょう。
 
 本日は、研究室にて山本君に寄贈書籍の整理をお手伝いいただきましたが、明日は長村君に永富さん、よろしく御願いいたします。車で行けませんから、遅刻しましたらご勘弁の程。せっかくですから、山本君・永富さんも研究会に出席させていただけるように元木先生に御願いし、OKを頂いております。
 明日は「山本君・平田さん合格祝いの元木デー」ということになりました。

シンポジウム「中世都市奈良と各都市の...

No.1291

 「中世都市奈良」ですか。このシンポジウムはちょっと興味深いですね。出来るだけ、参加したいと思います。
 さて、本日は院試1日目でした。体力的に・・・というよりは、試験というのは精神的に疲れます。山本さんに毎度言われる「エネルギー」も、精神疲労にはちょっと弱いのです。さて、明日はいよいよ面接試験です。あぁぁ、何を言われる事やら・・・と言ってみても、明日の面接は確実にやってくるし、試験は確実に明日で終わるんですよね。
 皆様は、明日は合格祝いの元木デーということで、羨ましい限りです。せっかくの合格祝いですから、思いっきり楽しんできてくださいね☆元木先生の♪六甲おろしがぜひ聞きたかったです。

Re: 研究所『研究紀要』第17号完成

山田邦和(花園大学・考古学)
No.1300

「紀要」17号、拝受いたしました。ありがとうございました。
野口先生との共著の「六波羅の軍事的評価と法住寺殿を含めた空間復元」と、公開講座の講演録の「消えた建春門院陵を探る」が載っています。出ずっぱりでおはずかしゅうございます。
地図がやっぱり小さかったので、大きく引き延ばして別に配りましょうかね? 野口先生?

研究紀要17号拝受..

No.1305

佐伯真一です。
研究紀要17号、私も拝受しました。有り難うございました。
歴史学・教育学・仏教学に加えて、「オウム真理教の研究」まで、多彩な内容で面白そうです。
当方、このところ、連日の入試採点でくたびれておりますが、いろいろと拝読してみようと思っております。
野口先生に御礼メールを出せばいいようなことを書き込んでしまって失礼します。

地図はカラーで大きいのがよい。

No.1306

 山田先生。やはりちょっと小さかったですね。印刷もあまり鮮明とは言えない。現在の地図と重ねても、ベースがよく見えないのは残念でした。ほかの論文でカラー写真を使っているものがありましたが、あまり印刷はよいとは言えず、やはり、大手の出版社から出す豪華本にでもしないと満足のいくものは出来ないのかも知れません。
 でも、今回の地図は法住寺殿と六波羅の決定版ですから、版権は大事にして下さい。拙著を出す暁には、ぜひ使わせて頂きたいと思っております。元木先生も、保元・平治の乱の御本の掲載写真・地図は、山田先生御夫妻に依頼されると良いと思います。

 佐伯先生。公開講座でお話しいただいた上に、講演要旨まで御願いして、恐縮でした。(山田先生も)本当にお手数をおかけいたしました。あらためて、あつくお礼申しあげます。
 もっとも、そのうえにNHKブックスまで、ということになったのは、僥倖でした。刊行を鶴首いたしております。
 それから、すでにお聞き及びのことと存じますが、『古代文化』「平家と福原」特輯号の国文学論文を御門下の近藤安紀さんに無理矢理御願いさせていただきました。いろいろ「恐縮なこと」ばかりで、恐縮に存じます。

個人的返信ですみません

No.1331

野口先生へ。
佐伯真一です。
 もうスレッド本来の内容とは何の関係もありませんが、その種の問題は、この掲示板ではある程度は許容されている感じもするので、個人的返信ですみません。
 NHKブックスの件では、ほんとうにお世話になりました。そろそろゲラも出たようで、本日、野口先生などに感謝する「あとがき」を書いていたところでした。ラスト・サムライ以降、武士道本(新渡戸など)が本屋で平積みという妙なご時世で、タイトルに「武士道」を謳うという案もありましたが、『戦場の精神史』のまま、副題に「武士道」などの語彙を入れるということになりそうです(もちろん、その幻想をただすというような方向ですが)。従来とちょっと違う角度の武士論になれば嬉しいと思いますが、期待しないでお待ちください。
 近藤安紀の件は、私が御礼を申し上げるのも変な話かと思ったこともあり、何も申し上げずに失礼しました。本人、最初は尻込みした面もあるようですが、「そんなチャンスを生かさなければ女がすたる!」と回りじゅうがはっぱをかけたようです。私もある意味では責任がありますので、ちゃんとしたものが書けるよう、支援したいと思っています。誠に以て未熟者ですが、どうぞよろしく。

校正がたいへんでした

美川圭
No.1333

佐伯先生

ご本が楽しみです。『戦場の精神史』ですか。
わくわくします。

でも、私のときは校正に、時間がなくて、たいへんでした。
初校だけでも、もう少し時間とれないかな。

ねえ、石浜さん。

どこでも、いまのご時世しょうがないんでしょうか。