教養科目の「中世日本の社会」の教室はB501に変更です。

No.12189

 今日は国文3回生の仏教学の時間に「講話」をさせて頂きました。そのことはまた書きたいと思いますが、なにしろ受講態度がよいのには驚きました。
 京都女子大学の学生の受講態度は総体として良いので、他の大学から来られる先生からは口をそろえて褒められるのですが、国文学科はその中でもさらに、・・・といった感じでした。
 さすがは、江波さんや尾田さんらの後輩たちです。

 さて、明日の教養科目B(歴史と文学3)「中世日本の社会」の講義ですが、やはり履修生が多いので、教室をB501に移動することになりました。600人収容の大教室は劇場のごとし。コンサートにはよいけれども、ふつうの授業は、やりにくいこと限りなし。板書も見づらいでしょう。
 やる気のある方は前席へ。
 成績評価には相当エネルギーを使うことになりそうです。 

【追記】
 じつは本日締切の原稿があったのですが、お願いして連休明けまで延ばして頂きました。
 ヤレヤレと思っていたところ、帰宅すると連休明け締切の校正ゲラが届いていました。
 例年なら、GWの連休中は国民の祝日はすべてお休みであるばかりか、1日は臨時休業日、2日は創立記念日と、学生諸姉の帰省にももってこいの日程だったので、それを見越していたのですが、今年は昭和の日も1日も通常授業で、実質的に自由に時間をとれる期間はほぼ半減ということになっているのでした。
 さあどうする。
 
 ☆ 帝京大学の木村茂光先生より、御高論「中世前期東山道と東海道の政治史」(『中央史学』37)・「金砂合戦と初期頼朝政権の政治史」(『帝京史学』29)を御恵送頂きました。
 後者の論文では、岩瀬与一太郎に関する拙見にたいして誤解されているところがあるようですので、早々に御返信を差し上げなければならないと思うのですが、とりあえずこの場を借りて、あつく御礼を申し上げる次第です。
編集:2014/04/23(Wed) 20:04

ブロンズなウィーク-次回の『吾妻鏡』-

No.12460

 ゼミにはあまり関係ありませんが、4月29日も授業日、という大学も多いようですね。学生さんがほとんど平成生まれになってしまったので、昭和の日は関係ないよということなんでしょうか。
 世間では大型連休ですが、来週もやります。

 日時:2014年5月1日(木)午後3時頃~(予定)

 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』頼家・実朝期の振り返り(元久二年の記事)

 ※まだまだしばらく“振り返り”を続けていきますが、それが終わった後の範囲は以下の通りです。
  なかなか“振り返り”が終わらないですけどね。

     承元四年(1210)正月一日、二月五日・十日・二十一日、三月十四日・二十二日、四月九日・十九日、五月六日・十一日・十四日・二十一日・二十五日、六月三日・十二日・十三日・二十日、七月八日・二十日、八月九日・十二日・十六日、九月十一日・十四日・三十日、十月十二日・十三日・十五日、十一月二十二日・二十三日・二十四日、十二月五日・二十一日の各条
     承元五年(建暦元年、1211)正月十日、閏正月九日、二月二十二日、三月十九日、四月二日・十三日・二十九日、五月四日・十日・十九日、六月七日・二十一日・二十六日、七月四日・十一日、九月十二日・十五日・二十二日、十月十三日・十九日・二十日・二十二日、十一月二日・三日・四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条

 2014年5月も、1日・8日・15日・22日・29日の各木曜日に開催予定です。
 15:00ちょうどには参加者全員が集まらないと思いますので、だいたい揃ったところでぼちぼち始めていきたいと思います。集まるまでは雑談タイムです。
 
 『吾妻鏡』講読会は基礎的な史料読解のニーズにも対応しております。
 若葉の頃に何か新しいことをはじめてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞご自由にご参加ください。京都女子大の方限定ではありませんよ。

やっと・・・

元木泰雄
No.12514

 お久しぶりです。
 総長に押し付けられた雑用処理に追い回される元木です。

 『中世の人物 京・鎌倉の時代編 第一巻 保元・平治の乱と平氏の栄華』、やっと刊行されました。
 執筆各位には早々に御原稿を提出していただきながら、今日に至ってしまいました。
 出版社のやむを得ない事情による遅延ではありますが、編者としても責任を感じております。
深くお詫び申し上げます。
 ともかくも刊行できたことで、安堵いたした次第です。
 収録した論考は、いずれも力作揃いであり、大きな反響をよぶものと思います。
 当該期政治史を大きく前進させることは必定です。

 これで弾みがついて、二巻・三巻も遠からず刊行されることと存じます。
 当方は、これから雑用に専念です・・

 なお次いでで恐縮ですが、以前ご案内した大阪城での日本古文書学会見学会、37名もの参加者を得て、大変盛況でした。さすがに名品ぞろいで、充実した見学会となりました。
 参加された方々も満足されたことと思います。
 ちなみに、この見学会にご参加になった村井章介先生から、「この次は南北朝編を出すのですか?」とご質問をいただきました。先生には、的確な推薦文を頂戴しております。そんなことでご関心を抱かれたのでしょうか。
 確かに、「中世の人物」ですから、これから南北朝編、室町編、戦国編と続けたいものです。シリーズ三巻がでそろったら、どなたか『中世の人物 南北朝の時代編』を編纂されませんか?
 もっとも、その前に、まだ全巻そろっていない『古代の人物』を出すのが先かも・・・