立命館大学日本史学専攻の教員公募

美川圭
No.12186

私も立命館で教鞭を執ったことがありました。

No.12187

 美川先生、ありがとうございます。
 とても魅力的な公募ですね。
 当ゼミの周辺にも適任者かたくさんおられる。
 応募者が多くて、選考委員の先生方はさぞかし大変でしょう。

 ☆ 鹿児島国際大学の野中哲照先生より、御高論「河内源氏の台頭と石清水八幡宮-『陸奥話記』『後三年記』成立後の時代背景-」(『鹿児島国際大学国際文化学部論集』14-3)・「平安後期神事仏事年表五種」(同 14-4)・「中世の胎動と宗教多極化政策-仏法偏重から仏法・神祇均衡へ-」(『古典遺産』63)および関連の資料を御恵送頂きました。
 河内源氏の発展に関する、新しい角度からの御研究。おおいに参考にさせて頂きたいと存じます。
 野中先生に、あつくお礼を申し上げます。

 ☆ 鶴見大学の伊東正義先生より、御高論「小壺坂合戦ノート-吾妻鏡の虚構と延慶本平家物語の真実-」(『文化財学雑誌』7)・「治承四年・頼朝権力の「創世記」-以仁王令旨の史料批判と後白河院宣の可能性-(同 9)・「鎌倉和賀江嶋論ノート-関東徳政・飢饉・式目-」(同 10)・「武家の古都・鎌倉の魅力」(『歴史読本』2013年9月号)・「小田原北条氏の相武四支城体制と在地社会 城跡の管理権と親子城郭論の試み」(『歴史と地理 672 日本史の研究244』)を御恵送頂きました。
 伊藤先生に、あつくお礼を申し上げます。
編集:2014/04/23(Wed) 15:09

英語が出来る日本史研究者

美川圭
No.12270

野口先生、コメントありがとうございます。
 日本史専門の人事では非常にめずらしく「英語で授業ができる」という条件がついています。私をふくめて、日本史研究者は英語が苦手な場合がとても多い。私など浪人しても大手予備校の模試での英語の偏差値が40代前半で、とにかくすべての科目の足を引っぱるのが英語でした。まだ大学院にも半ば英語のできなさのおかげで2年も浪人。ところが、就職先は外国語学部。学生を100人近くも引率してアメリカへ語学研修。現地で目一杯学生に軽蔑され、心に深い深い傷をおってしまいました。しかし、それにもめげず、世界各地を旅行しまくり、イギリスなど宿も決めずに北ウエールズに行ってしまう無謀さ。我ながら立派なものです。というところで、引退も近くなるところで、またこういう公募に遭遇してしまっています。私は実は英語が得意だという若い方々、ぜひご応募ください。今いるスタッフ並みの英語力では困るという条件です。なさけないやら・・・。

英語の堪能な日本史の研究者への期待!

No.12272

 美川先生、ありがとうございます。
 英語の堪能な日本史研究者というのは、とくに古代・中世では殆どおられないと思います。以前、アジア歴史学者会議というのに出席して、日本史を専攻するアジアの研究者による英語での報告を聴いたことがありますが、相当「残念なレベル」でした。つまり、英語で日本の古代・中世史を語れる「研究者」というのは、残念ながら、英語は語っていても歴史は語れていないのです。いくらグローバル化とはいっても、こんなことで良いのでしょうか。
 『吾妻鏡』をすらすら読んで、『小右記』の注釈本でも出すような外国人には残念ながら面識がありません。ツアー・コンダクターみたいな日本史教員なら可能かも知れませんが。
 とはいえ、かつて『入来文書』を英訳した朝河貫一のような歴史学者もおりましたし、比較史的な研究の出来る英語堪能な歴史学者が出現することに対する期待も大きいものがあります。
 しかし、昨今の市場原理主義的風潮の中で、そんな研究者は求められてはいないのでしょう。残念なことですが。