今年の公開講座は 「京に上る東国武士、鎌倉に集う都人」

No.10933

 本年6月の公開講座につきまして、講演テーマなどが決まりましたのでお知らせ致します。
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          ◇ 2014年度 宗教・文化研究所公開講座 ◇
   シリーズ:東山から発信する京都の歴史と文化⑯ 「京に上る東国武士、鎌倉に集う都人」

 【日時】6月28日(土)13:00~17:00

 【講師と講演テーマ、講師コメント】
 
  岩田慎平(立命館大学文学部非常勤講師) 「京都から鎌倉に集う人びと―武士政権を読みなおす―」
  
   鎌倉幕府は武士による武士の政権であるという視点を相対化しながら、その担い手となった人びとの出自や存在形態について考えてみたいと思います。具体的には、小鹿島公業の一族や源光行、源仲章のことなどを取り上げるつもりです。

  湯浅治久(専修大学文学部教授) 「東国武士・寺院の活動と京都-千葉氏とその周辺-」

   鎌倉~南北朝の東国武士と寺院の活動と京都との関わりを、千葉氏・日蓮宗を中心にさぐる、という趣旨です。できれば「周辺」にて新味が出せればと思っております。「紙背文書」にもふれる所存です。


 【司会】  野口実(本学宗教・文化研究所教授)
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 多くの方々の御来場をお待ちしています。
 講座終了後、例年のように懇談会・懇親会の機会を持ちたいと思いますので、古参メンバー、ゼミ関係者各位はぜひ御出席下さい。

 ☆ 奈良大学の大田壮一郎先生より、御高論「中世後期の本末関係と末寺支配-大徳寺を事例に-」(井原今朝男編『生活と文化の歴史学3 富裕と貧困』竹林舎)・「摂津国箕面寺(瀧安寺)の復興と修験道本山派-霊場から聖地へ-」(『光華会宗教研究論集』4)を御恵送頂きました。
 大田先生に、あつく御礼を申し上げます。