とうとう七条京阪からプリンセスラインバスに乗ってしまいました。

No.10791

 今日は新島襄の旧邸に隣接する建物の「貴賓室」!で開かれた会議に出席してきました。高名な先生方の列席する中で、山村美沙原作の2時間ドラマみたいだなどと、つまらないことを考えておりました。
 ・・・冗談はさておき、会議における諸先生方の御発言には流石に考えさせられることが多くございました。
 なお、会場から大学への帰途、「耄碌の証拠になるから七条京阪からは絶対に乗るまい」と固く心に決めていたプリンセスラインバスに乗ってしまいました。
 雨天だったという言い訳をすることも出来ますが、ついに、その時が来てしまったという感じです。

 ところで、私こと、「自らの耄碌」と「締切の過ぎた数多の仕事がのこされている」のを顧みず、第一線で御活躍の若い方たちとともに「院政期~鎌倉前期の政治史」を主たるテーマにした論集を作ることを思い立ち、そのための具体的な作業を開始致しました。
 この論集は「院政論」「武士論」「幕府論」を骨子として、文学研究や史料論を加えたものを考えています。
 目下、(仮)段階ながら、このようなテーマが寄せられておりますので、紹介させて頂きます。テーマ未定の執筆者の方には御参考にもなろうかと思います。
「鎌倉幕府と征夷大将軍」
「北条時房論」
「『吾妻鏡』校勘―鎌倉前期を中心に―」
「『吾妻鏡』における物語構築の方法」
 もちろん私も一本書かせて頂く所存でおります。どうぞ宜しくお願い申しあげます。