国衙軍制論の研究史を整理する

No.10436

 昨日のゼミは師範代の岩田君が国衙軍制の研究史に関する詳細なレジュメを用意して下さり、分かりやすい説明を加えて下さいましたので、その渦中にあった私自身も大変勉強になり、頭の整理がつきました。師範代による研究史整理は定評がありますが、今後とも宜しくお願いいたします。
 「鎌倉幕府論」と「武力論」をテーマにしている山本さんと大島さんが不在だったのは残念でしたが、またの機会を得たいと思います。

 『紫苑』第12号は、池嶋編集長のご尽力のもと、再校段階に入りました。次週回収。これで校了に出来るように、しっかりと見直して下さい。私のような失敗のないように。

 本日、以前、院試に臨むみなさんに古文書読解の指導をして下さった、あの先輩が結婚の報告に来て下さいました。「新婚生活は新年度から」ということのようです。御研究の成果も頂きました。これが2年前に出ていたら、研究者以外の方の間でも奪い合いになったかも知れません。

 このところ、気温の変化が激しいせいか、私こと、すっかり疲れ果てております。明日は「さくら」に乗って遠方に出かけるのですが、辿り着けるか心配になってきました。ヨロヨロ。

 清文堂出版刊の『中世の人物 第二巻 治承~文治の内乱と鎌倉幕府の成立』ですが、再校ゲラが全部集まり、これから三校にかかる段階に到りました。

『紫苑』も佳境に-次回の『吾妻鏡』-

No.10456

 ご結婚おめでとうございます。良いお知らせですね。
 よき新年度をお迎えになることを、心よりお祝い申し上げたいと思います。

 前回は研究史整理のようなことにお時間をいただいてありがとうございます。お聞き苦しい点も多々あったかと思います。不在だった山本さんや大島さんにもまたいろいろとお話を聴いていただく機会を設けたいと思いますし、それぞれのご研究発表などをしていただく機会も作っていきたいと思いますので、新年度からもよろしくお願いします。

 3月は13日とそのほか何回か開催できればよいと思います。

 次回の『吾妻鏡』のご案内です(※開始時間を訂正しました)。

 日時:2014年3月13日(木)午後3時頃~(予定)

 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』頼家・実朝期の振り返り

 ※しばらく“振り返り”を続けていきますが、それが終わった後の範囲は以下の通りです。
     承元四年(1210)正月一日、二月五日・十日・二十一日、三月十四日・二十二日、四月九日・十九日、五月六日・十一日・十四日・二十一日・二十五日、六月三日・十二日・十三日・二十日、七月八日・二十日、八月九日・十二日・十六日、九月十一日・十四日・三十日、十月十二日・十三日・十五日、十一月二十二日・二十三日・二十四日、十二月五日・二十一日の各条
     承元五年(建暦元年、1211)正月十日、閏正月九日、二月二十二日、三月十九日、四月二日・十三日・二十九日、五月四日・十日・十九日、六月七日・二十一日・二十六日、七月四日・十一日、九月十二日・十五日・二十二日、十月十三日・十九日・二十日・二十二日、十一月二日・三日・四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条
 
 『吾妻鏡』講読会は基礎的な史料読解のニーズにも対応しております。「授業がない期間にも史料読みたいな…」という方は、まずは見学からでも、どうぞご自由にご参加ください。
 京都女子大の方限定ではありませんよ。