明日のゼミと『紫苑』第12号について

No.10165

 今月のゼミの予定はトップページを御覧下さい。

 編集長に代わって、『紫苑』第12号について書き込みます。
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 執筆予定者は草稿を持参してください。また、すでにお知らせしたとおり、完成段階に予想される分量を編集長に報告しておいて下さい。

 ☆ 大阪大学の平雅行先生より、御高論「専修念仏の弾圧をめぐって」(『佛教史学研究』56-1)ならびに「出家入道と中世社会」(『大阪大学大学院文学研究科研究紀要』53)を御恵送頂きました。
 前者は、専修念仏への弾圧が思想弾圧ではなかったとする論文を批判し、そのような研究の潮流を断ち切ろうとしたもの。
 後者は、家督を保持したまま出家入道するという、世界史的にも奇異な日本中世の風習とその背景について考察し、浄土教が中世社会に与えた影響の大きさを論じたものです。
 いつものように、私自身、大いに蒙を啓くことができました。
 平先生に、あつく御礼を申し上げます。

『紫苑』もがんばりましょう-次回の『吾妻鏡』-

No.10166

 新年最初の講読会は、おもに『紫苑』のご相談と雑談に終始してしまいました。申し訳ありません。でも念頭の意見交換はなかなか大事だとも思う次第なのです(※100%言い訳です)。

 次回のご案内です。

 日時:2014年1月16日(木)午後3時頃~(予定)

 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:頼家・実朝期の振り返り

 ※しばらく“振り返り”を続けていきますが、それが終わった後の範囲は以下の通りです。
     承元四年(1210)正月一日、二月五日・十日・二十一日、三月十四日・二十二日、四月九日・十九日、五月六日・十一日・十四日・二十一日・二十五日、六月三日・十二日・十三日・二十日、七月八日・二十日、八月九日・十二日・十六日、九月十一日・十四日・三十日、十月十二日・十三日・十五日、十一月二十二日・二十三日・二十四日、十二月五日・二十一日の各条
     承元五年(建暦元年、1211)正月十日、閏正月九日、二月二十二日、三月十九日、四月二日・十三日・二十九日、五月四日・十日・十九日、六月七日・二十一日・二十六日、七月四日・十一日、九月十二日・十五日・二十二日、十月十三日・十九日・二十日・二十二日、十一月二日・三日・四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条

 『吾妻鏡』講読会は基礎的な史料読解のニーズにも対応しております。新しい年に何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞご自由にご参加ください。
 京都女子大の方限定ではありませんよ。