顔で笑って心で泣いて

No.10114

 日本の男の美徳とされる行動様式ですが、私はこれが苦手です。老化して常に体調がよくないことも手伝って、こういう態度を意識的に行うのも辛くなりました。さすがに、泣くことは少ないと思いますが、怒りっぽくなっていることは実感しています。
 歴史を振り返ると、老人になってから人が変わったようになって失政を行う権力者がママ見られますが、こういうことなのでしょう。権力がないのが幸いでした。

 来年度前期、現代社会学部の「演習Ⅰ」を担当することになりましたので、そのシラバス(選抜方法)を書き込みました。閲覧期間はまだ先ですが、何か質問がある方は、メールでの問い合わせに応じます。

 紅葉の季節になりましたので、大学から2時間程度で歩いて往復できる範囲のお寺めぐり(観光客の少ないところ)を行いたいと考えています。

 ☆ 青山学院大学の佐伯真一先生より、御高論「書評 美濃部重克著『観想 平家物語』(『説話文学研究』48)・「熊谷直実・父性の変貌」(『国立劇場第285回歌舞伎公演解説書』)を御恵送頂きました。
 短い御論ですが、学ぶこと考えさせられるところが多大でした。
 佐伯先生に、あつく御礼を申し上げます。