就職って、「おサムライさん」になること?

No.10105

 近年、自らをビジネスマンと自負する一部サラリーマンの間で武士・サムライの物語が人気を集めていたり、会社の社訓に「武士」だの「侍(サムライ)」という言葉を掲げる企業があったりするようです。
 
 ビジネスマンを前近代の武士になぞらえようとする発想もよく見受けますが、ビジネスマンは近世社会の身分秩序に当てはめれば、あくまでも商人です。
 そして、「商」は儒教的価値観からすると職業身分上は最低に位置付けられるものです。だから商業学校に「士魂商才」などと書かれた石碑が建てられたりするのでしょう。

 サラリーマン≒ビジネスマンという前提で考えると、ビジネスマンというのは国家の税負担者という意味から、農民になぞらえるのが妥当なのではないでしょうか。
 ビジネスマンは武士であるという認識には、特別な、あるいは意図的な「気負い」を感じざるを得ません。

明日はもちもちぃんウォーク

No.10106

 今日は琵琶湖周遊の日帰りドライブに出かけた方たちも。
 お土産に頂いた鯖寿司は美味この上なし。

 当方は地味な一日を送りました。
 時間が空くと、小谷先生の『ジェラシーが支配する国』を読んでいましたが、これは本当に頷きながら読み進められる、我が意にかなった内容の本で、うれしい限りです。
 「現代日本文化論」などという科目を担当していればテキストに即決なのですが。

 さて、明日はいよいよ「もちもちぃんウォーク」。なによりも、自分の体調ばかりが心配です。
 関係者の皆様、どうぞ宜しくお願い致します。