「京に田舎あり」

No.10073

 午前中、10月8日の「演習Ⅱ」の時間に見学を予定している河合寛次郎記念館の下見に行ってきました。京女の近くにあり、映画『男はつらいよ』(第29作「寅次郎あじさいの恋」1982年公開)のロケ地であることはよく知っていたのですが、中に入ったのは初めて。
 ちなみに、河合寛次郎氏は、当ゼミメンバーにも地縁を持つ人のいる島根県安来市の出身。

 これまで入らなかったのは、まさに一生の不覚。先日、当ゼミ古参メンバーで、現在、同志社高校で教鞭とっている、あの方から、京女在学中は空き時間になると、よく気分転換に出かけていたところだと教えて頂いたのですが、まさにそういう空間でした。

 京女に入学して、在学中に周囲の歴史をまったく知ることなく卒業してしまう学生さんが結構おられて残念なのですが、ここも同様。一度は行っておくべき所。
 そのうちFacebookに写真を貼りたいと思います。

 ただし入館料が必要。大学生は500円。10月8日の「演習Ⅱ」の時にもお忘れなく。

 Facebook(野口実)に栢ノ森遺跡(醍醐浄土寺)の写真と梶川敏夫先生(本学にも出講されています)作図の堂舎復元図を貼っておきましたので、ご覧下さい。

 ☆ 広島なぎさ高校の加栗貴夫先生より、先生が分担執筆された古代・中世史研究会『実隆公記』を読む会「〈史料紹介〉『実隆公記』文明八年(一四七六)九月~同九年(一四七七)正月条 注釈」(『吉備地方文化研究』23)を御恵送頂きました。
 加栗先生に、あつく御礼を申し上げます。
編集:2013/09/27(Fri) 00:33

秋分の頃の『吾妻鏡』

No.10074

 宗教・文化研究所ゼミナールのFacebookページに、野口先生が撮影・執筆してくださった栢ノ森遺跡についての投稿をシェアさせていただきました。
 また、同じ日に岩田が撮影した、栢ノ森遺跡から眺めた日没の写真もアップしております。Facebookのアカウントをお持ちの方はどうぞ併せてご参照ください。

 次回の『吾妻鏡』のご案内です。
 あらためて読み直してみると、いろいろな問題が見つかりますね。

 日時:2013年10月3日(木)午後3時頃~(予定)

 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:頼家・実朝期の振り返り

 ※しばらく“振り返り”を続けていきますが、それが終わった後の範囲は以下の通りです。
     承元四年(1210)正月一日、二月五日・十日・二十一日、三月十四日・二十二日、四月九日・十九日、五月六日・十一日・十四日・二十一日・二十五日、六月三日・十二日・十三日・二十日、七月八日・二十日、八月九日・十二日・十六日、九月十一日・十四日・三十日、十月十二日・十三日・十五日、十一月二十二日・二十三日・二十四日、十二月五日・二十一日の各条
     承元五年(建暦元年、1211)正月十日、閏正月九日、二月二十二日、三月十九日、四月二日・十三日・二十九日、五月四日・十日・十九日、六月七日・二十一日・二十六日、七月四日・十一日、九月十二日・十五日・二十二日、十月十三日・十九日・二十日・二十二日、十一月二日・三日・四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条

 『吾妻鏡』講読会は基礎的な史料読解のニーズにも対応しております。ようやく秋が見えてきた季節に何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞ「ご自由に」ご参加ください。京都女子大の方限定ではありませんよ。