『古代文化』第65巻第1号が出ました。

No.10003

 本日、内科の医院に行き、受診して参りました。今のところ、なんとか乗り切れそうです。
 なにしろ、あの痛みは「耐えがたきを耐え」という訳には参りませんから。

 さて、『古代文化』第65巻第1号が刊行されました。
 今号で、おもに平安末から鎌倉時代を扱った論稿としては、
 〈研究展望・動向〉に、佐藤泰弘「反転する平安時代史-上島享著『日本中世社会の形成と王権』について-」
 〈書評〉に、樋口健太郎「佐古愛己著『平安貴族社会の秩序と昇進』」
 〈新刊紹介〉に、山岡瞳「曽我良成著『王朝国家政務の研究』」 
が、掲載されています。
 また、筆者無記名の〈書棚〉の欄には、拙著『坂東武士団と鎌倉』が取り上げられています。短文ながら、著者として嬉しい評価を書いて頂きました。執筆された方に、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。
編集:2013/06/29(Sat) 17:30

お見舞い

美川圭
No.10004

 結石の痛みはほんとうに耐えがたいですね。一昨年の夏、忘れもしない山鉾巡行の翌日、阪急西宮北口で激痛に襲われ、そのまま救急車で搬送してもらったことを思い出します。死なせて、という痛みでした。しかし、石が出てしまうと、まったく何の痛みもなくなるのですから・・・・。二度と味わいたくないですが、体質的になりやすいということで、またなるのでしょうか。私の師匠は、20年ほど前、そのとき遺書を書かれたそうです。もちろん、野口先生もご存知のように、まだお元気ですが(笑)。とにかく、お大事に。

 私は疫神かもしれない?

No.10006

 美川先生、ありがとうございます。
 私が結石と仲良くなってしまったのは、千葉に住んでいた40歳代の時からです。京都に再び赴任した2000年、奇しくも美川先生と同じく祇園祭の翌日に発症。翌々日に、研究室で立っていられないほどの大激痛に襲われたことがありました。
 その後も、疲労やストレス(これは当事者の体質や主観によるところが大きい)が蓄積した後に、左右交互というように発症したことがありますが、その都度、病院に行って鎮痛剤を処方して貰ったり、知らぬ間に排石されたりして、やり過ごして参りました。
 石はかなり長期間体内に留まっていることもあるようです。調査出張での旅行先で出てきたときもありました。その日は、近世の地誌に紹介されている巨大な石碑を見に行く予定だったのですが、出発直前に別の石を発見してしまったという次第です。
 かの先生が「遺書」を書かれたというのは流石(さすが)だと思います。しかし、あの激痛の最中には遺書どころではありません。「すべての価値は無に帰する」。

 この病気はオヤジ世代の男性病のように思われがちですが、近年では、かなり若い世代や女性にも広がっているようですから、みなさん、お気を付け下さい。ストレスや過労を避け、暑いときには、しっかりと水分を補給することが肝要なようです。
 なお、排石にビールの多飲が効果的というのは、誤った俗説であるとのことです。

 しかし、人生に意志を持つのはよいのですが、身体に石を抱えたままの生活は不安です。できるだけ、周囲に迷惑を及ぼさない、というより、仕事以外の場で、発症しても周囲に気をつかいながら痛みを我慢しないで済む環境に身を置くように心しなければならないと思う次第です。