宗教・文化研究所ゼミについて
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 宗教・文化研究所ゼミナール(野口ゼミ)は主に歴史、文化の領域を対象とした今年度で発足6年目となるゼミです。
 このゼミは単位や資格に関係がない、あくまでもメンバーの自主的・主体的参加によって運営されており、ゼミのメンバーは京女の学生だけにとどまらず、他大学(同志社、立命館、関西学院大、京都精華大、阪大、京大、神戸大、・・・etc.)の学生や院生とも一緒に活動しています。

主な活動内容としては

などが、あげられます。


研究会

 史料講読の部と研究報告の部があります。

 史料講読の部は『吾妻鏡』を読んでおり、昨年度(2004年度)は基本的に毎週月曜日の午後1時から行いました。

 

 

『吾妻鏡』とは?→  約150年続いた鎌倉幕府の、頼朝挙兵治承四年(1180)から文永三年(1266)までの87年間の公式記録。
 関東の歴史について後世の鏡とする意味で名づけられた。


 研究報告の部は、その名のとおり個人の研究報告を行っています。
 こちらも昨年度は毎月第2・第4水曜日の午後6時からとなっていました。
 ゼミ員の専門分野や研究テーマは多岐に渡ります。たとえば過去の研究報告のテー
マの例はこんなかんじです。

・「越前斉藤氏の存在形態」
・「近世日蓮宗における略縁起の成立〜相州藤沢・妙善寺の稲荷縁起を中心に」
・「『六代勝事記』の歴史思想」

え?!国文学も歴史もごっちゃまぜではないか?
はいそうです。

 一時の学問の細分化の波がとどまり、逆に学問の「総合化」が進み、学問分野同士の境目がなくなってきた近年、「国文だから・・・」「歴史だから・・・」といって自分の専門領域以外のことに目を向けずにいると視野の狭い人間(いわゆる専門バカ)になってしまい、おもしろい発見はしにくくなってしまいます。
 本当に何かを研究するにはありとあらゆるところにアンテナを張り、そして常に新しいものを取り込み、それをヒントにまた自分の研究も進めてゆくということが大切です。
 分野は違えど、メンバーが共有の分析ツールやアプローチを持っていればゼミとしてまとまることができるのです。
 研究対象がばらばらであっても、考え方の基本のキホンを理解していれば、議論することもできるし、問題の構造が似ていることに気づき、他の人の研究に対してアドバイスしたり、自分の研究に生かすことができますし、いろんな研究を知ることによって刺激を受け、ただの「専門バカ」にはならなくてすむのです。
 このゼミでは先にも述べたようにあくまでもメンバーの自主的・主体的参加によって運営されていますので、ゼミメンバー一人一人のやる気も相当です。そんな人たちに囲まれ、刺激をうけ、また自分を高めてゆくことが出来る。。。
 それができるのがこのゼミの特徴であり、よさであると思われます。
 参加希望者、随時受け付け中です。学年、学科は問いません。まずは見学だけでもかまいません。

あなたも宗教・文化研究所ゼミに参加してみませんか?


機関誌『紫苑』発行

ここでは日頃の活動や研究の成果を形にする目的で年1回の発行を目指しています。

内容についてはこちら→機関誌『紫苑』


史跡等見学

 史料や本を読んだりすることも大切ですが、現地へいって実物を見ることも大切・・・!
 というわけで、随時フィールドワークを行っております。
 その都度希望がでれば、誘い合わせて・・・といったところでしょうか?
 あなたもぜひおもしろい企画を提案してください

過去の主な行き先
・神護寺の「虫払い」(古文書などの公開)見学会
・宇治歴史散歩(平等院・宇治橋・宇治上神社・源氏物語ミュージアムなど見学)
・南禅院見学会
・東大寺お水取り見学会
・源氏関連史跡の見学(大通寺、六条八幡宮など)
・・・etc.



ゼミ旅行

 長期休暇には、ゼミ旅行を実施しております。

 ここぞとばかりにあちこととまわるのでかなりハードですが、京都以外の大学の学生や先生なんかとも交流ができたりしてとても有意義です。
 今年度も実施予定です。

 

 

過去の行き先 
2002年度 鎌倉
2003年度 [夏]熊野、[春]伊勢
2004年度 [夏]小城(佐賀)方面、[春]東京・千葉方面

 

作成 :2003/05/06
更新 :2005/03/24

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